人体のメカニズム あなたの努力は子孫にしっかりと反映される 遺伝という現象は、DNAに書かれている情報と、その情報を読むのか否か、読むのならばどれぐらい読むのかというスイッチの機能があってこその現象である。スイッチの一つとしてレギュラトリーRNAがあり、それは親の後天的な活動によって発現量が変化する。 2024.03.11 2024.07.02 人体のメカニズム
人体のメカニズム アレルギーや自己免疫疾患に対する着眼点 現代において増加したアレルギーや自己免疫疾患の原因を理解するための着目ポイントを示した。また、免疫系全体の仕組みを確認するためにも図を見てもらいたい。 2024.03.08 2024.07.03 人体のメカニズム疾患-予防医学
疾患-予防医学 花粉症を抑えるのも酪酸産生菌 花粉症を必要以上に激化させているのはヘルパーT細胞のうちのTh2の増加とTh1の減少である。その原因となっているのが、酪酸などの短鎖脂肪酸を産生する腸内細菌の減少である。アレルギー疾患を防ぐためには特に酪酸産生菌を増やすことが重要になる。 2024.03.06 2024.07.03 疾患-予防医学腸内細菌
五感 カラスから見たカラスは黒くない 人間から見たカラスは黒いが、カラスから見たカラスは黒くない。カラスの羽毛は様々な程度に紫外線を反射しており、紫外線を見ることが出来るカラスには、それが奇麗な模様になって見える。犬も猫も紫外線領域の波長を見ることが出来るため、彼らも奇麗な色のカラスを見ているはずである。 2024.03.04 2024.07.02 五感
天然物質-植物成分 ショウガから高濃度の抗がん成分を得る方法 生姜に含まれているギンゲロールは、加熱することによって最も強力な抗がん成分であるショウガオールへと変換されるが、その温度は150℃前後が最も変換効率が高くなる。特に6-shogaolは、どの部位のがんに対しても、複数の機序によって強力な抗がん作用を示す。 2024.03.01 2024.07.02 天然物質-植物成分がん-癌
生命-進化 細胞にとって二酸化炭素は極めて大切 ヒトの細胞を培養する場合、培養器の二酸化炭素濃度は5%程度の高濃度に設定される。その濃度は私たちの細胞の原型が出来上がった頃の地球の大気中の二酸化炭素濃度に相当する。その後も二酸化炭素濃度が低下していったため、多細胞になって内部の二酸化炭素を逃がさないようにした。 2024.02.28 2024.07.02 生命-進化人体のメカニズム
心理-精神 攻撃性が高まる仕組み 攻撃性が高まるのは、挑発を受けたとき、特定のものへの愛情が深まった時、絶対に守らなければならない対象があるときなどである。高まったテストステロンは脳内でエストラジオールへと変換されて攻撃性を高める。オキシトシンには両面性があり、愛するもの以外を排除するように働くことがある。 2024.02.26 2024.07.02 心理-精神
天然物質-植物成分 海外で注目を浴びる緑茶の圧倒的な抗ウイルス作用 緑茶に多く含まれるEGCG(エピガロカテキンガレート)は、緑茶を飲んだ時に気道粘膜にも高濃度に配備され、インフルエンザウイルス、新型コロナウイルスなどの感染を強く阻止すると共に、ヒトパピローマウイルス、C型肝炎ウイルスなどの他のウイルスに対しても、その増殖を強く抑制する。 2024.02.23 2024.07.02 天然物質-植物成分疾患-予防医学感染症
天然物質-植物成分 アピゲニンは全身の老化だけでなくUV-Bによる皮膚老化をも抑制する CD38という酵素は加齢と共に増加し、細胞内のNADを分解して老化を進める。ホウレンソウやパセリに多く含まれているアピゲニンはCD38を阻害することによって抗老化作用を示すほか、UV-Bによる皮膚老化をも抑制する。 2024.02.21 2024.07.02 天然物質-植物成分抗老化-アンチエイジング
熱-光-電場-磁場 ビタミンDを皮膚で作らせるには波長の短いUVが必須である 皮膚でビタミンDを生合成させるために必要な紫外線の波長は270~290nmであり、これはUV-BからUV-Cに属する短い波長の紫外線であるため大気の層で吸収されやすく、太陽高度が低くなる冬場や正午から離れた時間帯ではビタミンDの生合成は出来なくなる。 2024.02.19 2024.07.02 熱-光-電場-磁場疾患-予防医学
栄養-栄養素 私たちにとって必須ミネラルとは海水中の全ての元素である 時代と共に、ヒトにとっての必須元素の数が増やされてきた。特に超微量ミネラルが必須か否かの判定は技術的に非常に難しいが、今後において必須ミネラルが更に追加される可能性は高く、海水に含まれる全ての元素が必須元素であると捉えるのが正解であろう。 2024.02.17 2024.07.02 栄養-栄養素
がん-癌 大腸がんを防ぐための基本的な心構え 大腸がんの最大原因は、不適切な食事による腸内細菌叢の悪化である。これを防ぐには、食欲に負けないようにし、出来る限り、祖先が食べてきたような未加工・未精製の食材を選び、それと共に自然界の多くの細菌種を取り込むような生活を続けることである。 2024.02.15 2024.07.02 がん-癌腸内細菌
人体のメカニズム ミトコンドリアの品質管理はあなたが休んでいるときに進む ミトコンドリアの品質管理は、体のエネルギー需要が少ない時を見計らって行われる。その時にミトコンドリアは太短くなり、損傷した部分を片側に移動させ、2分裂を行った後に損傷部分を含んだ側のミトコンドリアを分解処分する。残った側のミトコンドリアは損傷部分を含まない健全なミトコンドリアであり、成長して元通りのサイズになる。 2024.02.13 2024.07.02 人体のメカニズム休息-睡眠
人体のメカニズム 完全に絶食した場合の血中における主要成分の濃度変化 完全に絶食した場合、血液中の濃度が大幅に高まっていくのはグルカゴン、遊離脂肪酸、β-ヒドロキシ酪酸、尿素窒素、尿酸などであり、逆に、濃度が低下していくのはビタミンB1、C、B6、葉酸などである。 2024.02.10 2024.07.02 人体のメカニズム栄養-栄養素
生命-進化 自然界がもたらすファスティングの様子 雪に覆われる北国のニホンザルは、冬場は半ば強制的にファスティング(断食)期間になってしまう。ただ、類人猿はビタミンCをはじめとした何種類かの栄養素を補給し続ける必要があるため、雪山で木の芽や樹皮を食べ、川に行って魚や水棲昆虫を捕ってタンパク質源としている。 2024.02.08 2024.07.02 生命-進化栄養-栄養素
脳-能力 マインドフルネス瞑想は心身のパフォーマンスを高める マインドフルネスなどの瞑想は、目的とする行動を指令するニューロンの活動を邪魔しないように、邪念を生み出しているデフォルトモードネットワークの活動を抑え、目的達成のための集中モードを作る訓練の一つだと言える。 2024.02.06 2024.07.02 脳-能力