この〝質問コーナー〟は、投稿記事の内容(健康、予防医学、基礎医学など)に関連するご質問があった場合に、誰もがご利用いただけるように設置したものです。どうぞ、遠慮なくご利用ください。ご質問を頂きました場合、後日に、このページ内にて返答させていただきます。なお、入力欄は下方にあります。
この〝質問コーナー〟は、投稿記事の内容(健康、予防医学、基礎医学など)に関連するご質問があった場合に、誰もがご利用いただけるように設置したものです。どうぞ、遠慮なくご利用ください。ご質問を頂きました場合、後日に、このページ内にて返答させていただきます。なお、入力欄は下方にあります。
いつもありがとうございます。萩原と言います。
基礎体温の上げ方についてリクエスト依頼です。
10歳の娘が居ますが、最近わかったのですが、基礎体温が35.5度〜36.0度しかなく心配しております。朝1番に測ったりはこれからデータを取っていこうと思います。
よくネットで調べると基礎体温の上げ方として記載されている食事や運動は大丈夫だと思います。あと当てはまるとしたら自律神経の乱れくらいしかありません。しかし、そこまでストレス抱えてるようにも見えません。学校は行きたく無いとは言ってますがちゃんと毎日通ってます。
何か他に良い方法や原因など教えていただけましたら幸いです。よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。一定の温度を保つことが最も重要である部位は、体の深部であり、その温度にはあまり個人差が無くて、ほぼ37℃です。これがいわゆる「深部体温」です。それに対して体表面で測る温度は、環境温度の影響や、自分が放熱したいのか熱を逃がさないようにしたいのかによって大きく変動します。従いまして、深部体温が37℃であっても、この寒い時期に額の表面温度を測ると36℃や35℃台のことが普通にあります。
一般家庭において、深部体温に最も近い温度が測れるのは舌下温です。今度は、そこで測ってみてください。
先生のコメントのおかげで少し安心できました。ありがとうございます。
舌下温度も測ってみてはいましたが36.0度程度だったので測るタイミングが悪かったのか、測り方が悪かったのかなと思います。
朝1番のタイミングでもう少し測ってみようと思います。
そうだったのですね。
記事中にも書きましたが、体内の発熱体はミトコンドリアで、肝臓以外では筋肉や褐色脂肪細胞/ベージュ脂肪細胞に多いですから、運動量を増やすことや、あまり寒くない時期に寒冷刺激を受けることが有効です。また、少食の場合は体がエネルギー消費量を抑えるために体温を下げますので、しっかり食べることも有効です。また、睡眠時間との関係もありますので、そのデータの一例を添付しておきます。子どもの場合は8~9時間ぐらいの睡眠になるのが理想ですね。
https://www.nippon.com/ja/ncommon/contents/japan-data/500722/500722.png
ところで、現代では35.6~36.0℃の子どもが約4分の1を占めているようです。現代は衛生的に恵まれた環境になりましたので、発熱する必要性が少なくなったことが大きな原因であると思われます。低体温のメリットは、代謝率が下がる分だけ長生きできることになりますので、ある意味、羨ましいです。
いつもためになる情報を有難うございます。
月経過多で最近DIMサプリを1週間ほど摂りました。
取り始めて翌日から、少し泡立つオレンジ色の尿が出始めました。
サプリを買ったサイトの他の人のレヴューを見てると同じ様にオレンジ色の尿が
出てる人がチラホラいる様です。
この現象は正常なのでしょうか?
なぜ尿の色が変わるのかよく解らなく、ビリルビン尿なのかな?と不安で質問させて頂きました。
ご質問、ありがとうございます。DIMを飲んだ時に尿がオレンジ色になるのは、DIMが肝臓内で働いた後に代謝されるとき、その代謝産物の色が琥珀色であるため、それが尿本来の色と混じってオレンジ色になることが知られています。即ち、正常な現象です。
また、DIMを飲み始めた翌日からということは、他の病気ではなくて、飲み始めたDIMの影響である証拠にもなります。
念のためですが、一度、DIMの摂取をやめて、尿が以前の状態に戻ることを確かめてみましょう。もし戻らなければビリルビン濃度の上昇が考えられますので、これを確かめておくことは安心につながるでしょう。また、DIMの摂取を毎日ではなくて2日に1回でも良いと思いますので、それもご検討ください。
いつも興味深い記事をありがとうございます。抗老化に興味があり、メトホルミンやアピゲニン、nac等摂取しております。
その中で、NMNサプリも摂取しているのですが先生の記事の中でナイアシンアミド→NMNへの変換酵素が怠けてしまうという旨かかれておりまた。
これはNMNサプリは摂取するメリットよりもデメリットの方がでかいのでしょうか。このまま摂取するべきか判断に悩んでおります。何卒よろしくお願いいたします。
ご質問、ありがとうございます。比較的高年齢で、同年齢の標準像よりも老化が進んでいると感じられる場合や、ニコチンアミドからNMNへの変換酵素(NAMPT)の発現が低下していると推測される場合は、ニコチンアミドとNMNを併用するのが良いと思われます。一方、比較的お若くて、NAMPTの発現をまだまだ高められると予測されるのならば、ニコチンアミドだけの方が良いと思います。