人体のメカニズム

老化によって減少するNAD+とニコチンアミドやNMNとの関係

NAD+は全ての真核生物で用いられている電子伝達体であり、多くは、様々な脱水素酵素の補酵素として働いている。これはATP産生においても非常に重要な枠割を担っているため、その減少は老化を促進することになる。対策としてニコチンアミドを摂取すれば、直接的に各組織へと運ばれ、NMNを経てNAD+に変換されて抗老化作用を示すことになる。
サプリメント

TVでは未だに報道が避けられる新型コロナ特効成分のEGCG

EGCG(エピガロカテキン-3-ガレート)は、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質と宿主細胞のACE2受容体との相互作用の阻害、ウイルスが作り出すメインプロテイン(Mpro)の阻害、ウイルスのRNAポリメラーゼであるRdRpの阻害、その他多くの作用機序によって、感染症を阻止する。
抗老化-アンチエイジング

老化の原因と対策 ~概略編~

老化の原因と、老化を防ぐための対策を、一つの図(表)にまとめた。赤色の文字だけを目で追ってもらえば、それが少なくとも現時点における抗老化対策の全てとなる。個々の詳細については、別の記事として紹介する。
熱-光-電磁波

赤い光は修復開始の合図である

赤い光は一日の終わりを告げると共に、細胞レベルでの修復作業を開始する信号として使われている。また、赤色光と近赤外光の光子が、光受容体であるシトクロムcオキシダーゼ(電子伝達系の複合体Ⅳ)に当たると、ミトコンドリアにおける酸素利用能が高まるため、ATPの産生量が増加する。
熱-光-電磁波

日光は確実にがんを遠ざける

大腸がん罹患率は赤道付近で低く、高緯度になるほど高くなる。乳がんリスクは紫外線に多く当たるほど低くなる。全てのがんの罹患率はUVBに多く当たっている人ほど低い。以上のことから、日光ががんを遠ざけることは明らかである。目(水晶体)、顔面、光老化が気になる部位以外には、出来るだけ多く太陽光を当てよう。
tomomiの記事

『②ハッピーがん闘病記』

それまで普通に暮らしていた私は、肺腺がんであることを告知されてから、標準治療に沿った強い薬を次々と投与されることになり、放射線治療も受けました。その結果、半年後にはがんが狂暴化して再発転移し、次に処方された別の薬による副作用にも苦しみました。しかし今、標準治療をやめ、正しいがんの治し方を実践することによって、健康体を取り戻すことが出来ました。
心理-精神

冷酷無情のがん告知が、がんを作り重症化させる

少なくとも1960年代までは、がんが原因で死ぬことはあまり無く、がんが在ったとしても共存して生きてきた。しかし現代は、がんを発見されてしまうため共存して生きることは不可能になり、がんを駆除するために行われる各種のがん医療によって命が奪われるようになった。
天然物質-植物成分

優れた抗がん作用を示すファイトケミカルの一覧

優れた抗がん作用を示すファイトケミカルを一挙公開します。特に有効性が高く、すぐにでも一定量以上を得ることが必要なものについては、赤文字にて推奨度の高いことを明示しました。PDF版を印刷して台所に掲示するなどして、抗がん食作成の参考にしていただければと思います。
tomomiの記事

『①ハッピーがん闘病記』

令和5年8月1日、それは、悲劇の始まりの日でした。しかし、令和6年6月15日の最終採血結果で、肺がん腫瘍マーカー2種が正常値になり、肺に見られた陰影も消えていました。がん標準治療を途中でやめ、本当に正しいがんの治し方を実践した結果、ステージⅣaまでいった肺がんが治ってしまったのです。
人体のメカニズム

「こまめに水分補給を!」が熱中症を増やしている

現代では「こまめに水分補給をしましょう」と言われて実行するため、体は水分排泄能力を高めている。それは即ち、保水能力を低下させていることになる。過半数の人は水分補給のために「水」または「お茶」を選んでいるため、塩分(電解質(ミネラル))不足によって低張性脱水が起こりやすくなっている。
人体のメカニズム

一個一個の細胞にも時計が仕組まれている

全身の個々の細胞には時計が仕組まれている。また、それぞれの器官はホルモンの変動によって概日リズムが刻まれている。「生物時計」は、それらによって作られる時計機能の総称である。細胞内の時計とホルモン変動によって作られる概日リズムの不一致が疾患を招く。
疾患-予防医学

眠らない街が現代病を連れてきた

「そのようなことが病気の原因だったのか…」というものの筆頭が、睡眠不足や概日リズムの乱れである。深い眠りである徐波睡眠によって、ヘルパーT細胞のうちのTh1の産生が促進され、逆に、深い眠りにつけない場合はTh2の産生が促され、アレルギーや自己免疫疾患の原因となる。
五感

発症率100%の白内障を防ぐ方法

白内障の発生率は、ほぼ100%であるが、何とか防ぎたいところである。40歳代、50歳代から徐々に進行していると捉え、手遅れにならないようにしたい。予防法として、5つの方法を紹介するとともに、カロテノイドによる白内障の予防機序についても紹介する。
疾患-予防医学

ヘバーデン結節やブシャール結節を防ぐ方法

昔は高齢者の病気であったものが、近年では、特に都市部において中年期からの発症事例が増えている。使い過ぎでもなく、女性ホルモンの減少でもなく、ファストフードに代表される高カロリーかつ不自然な食生活、それに起因する腸内細菌叢の異常、日光を避けすぎることによるビタミンD不足、などが軟骨細胞の死滅を促進している。
人体のメカニズム

真の熱中症対策は、発熱し難い体を作ることである

現代人の多くは季節感の無い人工環境にて生活しているため、夏場において低下するはずの甲状腺ホルモン濃度が高止まりのままである。そのため、暑い時の体熱産生量が低下せず、熱中症リスクを高めている。解決方法は、自然の環境変化をそのまま受け入れて、自然な生活をすることである。