2024-03

栄養-栄養素

ビタミンCの補給を忘れてはならない

人類は、約6300万年前にGULO(L-グロノラクトンオキシダーゼ)の活性を失ったため、体外からのビタミンCの摂取が必須となった。その代わり、ビタミンC の不足を補うために、抗酸化能については尿酸を処理する酵素(尿酸オキシダーゼ)の遺伝子変異によって酵素活性を低下させ、尿酸濃度を高めて対処するようになった。
天然物質-植物成分

麻から採れるCBDは優れた抗がん作用を示す

CBDは優れた抗がん作用を示すと共に、健康を増進させるように働く。がんが進行したときにも食欲を増進させ、疼痛があればそれを緩和し、精神的に落ち込んでいればそれを改善させることができる。がん以外では、過度の精神的ストレス、老化の進行、アルツハイマー型認知症などを改善させることができる。
運動-パフォーマンス

今からでも遅くない四足歩行

現代人は、大脳皮質の勢力に比べて、脳幹、小脳、辺縁系の勢力が弱いため、大脳皮質が暴走しやすい。これを改めるためには、脳幹、小脳、辺縁系を鍛える必要があり、その有効な方法は四足歩行の機会を増やすことである。併せて、普段使わない筋肉群が使われるため運動機能が向上する。
疾患-予防医学

健康体を作るのは莫大な種類の土壌細菌たちである

良質かつ莫大な種類の細菌が居るのは、生物多様性の高い森林の土壌中である。子どもの頃に森林の土壌細菌を取り込むと、それが腸内細菌として登録され、定着し、その後は食べた植物質を餌として繫栄し、健全な心身を作ってくれる。
人体のメカニズム

生命信号を浴びると心身の機能が高まる

筑波研究学園都市は、理想的な研究環境を徹底的に追及して造成された計画都市であったが、特に1977~1988年に自殺者が相次ぎ、それは筑波病と呼ばれるようになった。その原因は、人工環境による生命信号の欠乏であった。
栄養-栄養素

学校給食に牛乳が出されるのは子ども達の為ではない

牛乳を多く飲むことの健康リスクは言わずとも知られていることであるが、学校給食において牛乳を飲むことが事実上強制されているのは、農林水産省が先導する牛乳の需要拡大施策による結果であり、子どもたちのことを考えた結果ではない。
心理-精神

現代の住環境が高ストレスを生み病人を作る

現代の市街地の景観を眺めるだけで前頭前野の血液還流量が必要以上に増加し、これは精神的ストレスが高まったことを意味している。個人的に出来る対策は、植物を身の周りにいっぱい置き、森林の環境を再現することである。
天然物質-植物成分

ケルセチンは非常に強力な抗がん作用を示す

ケルセチンの抗がん作用は非常に強力であるあため、世界有数の研究機関において研究が進んでおり、様々な抗がん機序が報告されている。ケルセチンはサプリメントとして何種類かが販売されているが、通常は捨てられるタマネギの外皮に極めて高濃度に含まれているため、それを自宅で粉にして摂取する方法もお勧めである。
人体のメカニズム

あなたの努力は子孫にしっかりと反映される

遺伝という現象は、DNAに書かれている情報と、その情報を読むのか否か、読むのならばどれぐらい読むのかというスイッチの機能があってこその現象である。スイッチの一つとしてレギュラトリーRNAがあり、それは親の後天的な活動によって発現量が変化する。
人体のメカニズム

アレルギーや自己免疫疾患に対する着眼点

現代において増加したアレルギーや自己免疫疾患の原因を理解するための着目ポイントを示した。また、免疫系全体の仕組みを確認するためにも図を見てもらいたい。
疾患-予防医学

花粉症を抑えるのも酪酸産生菌

花粉症を必要以上に激化させているのはヘルパーT細胞のうちのTh2の増加とTh1の減少である。その原因となっているのが、酪酸などの短鎖脂肪酸を産生する腸内細菌の減少である。アレルギー疾患を防ぐためには特に酪酸産生菌を増やすことが重要になる。
五感

カラスから見たカラスは黒くない

人間から見たカラスは黒いが、カラスから見たカラスは黒くない。カラスの羽毛は様々な程度に紫外線を反射しており、紫外線を見ることが出来るカラスには、それが奇麗な模様になって見える。犬も猫も紫外線領域の波長を見ることが出来るため、彼らも奇麗な色のカラスを見ているはずである。
天然物質-植物成分

ショウガから高濃度の抗がん成分を得る方法

生姜に含まれているギンゲロールは、加熱することによって最も強力な抗がん成分であるショウガオールへと変換されるが、その温度は150℃前後が最も変換効率が高くなる。特に6-shogaolは、どの部位のがんに対しても、複数の機序によって強力な抗がん作用を示す。