熱-光-電磁波のカテゴリー

熱-光-電磁波

赤い光は修復開始の合図である

赤い光は一日の終わりを告げると共に、細胞レベルでの修復作業を開始する信号として使われている。また、赤色光と近赤外光の光子が、光受容体であるシトクロムcオキシダーゼ(電子伝達系の複合体Ⅳ)に当たると、ミトコンドリアにおける酸素利用能が高まるため、ATPの産生量が増加する。
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日光は確実にがんを遠ざける

大腸がん罹患率は赤道付近で低く、高緯度になるほど高くなる。乳がんリスクは紫外線に多く当たるほど低くなる。全てのがんの罹患率はUVBに多く当たっている人ほど低い。以上のことから、日光ががんを遠ざけることは明らかである。目(水晶体)、顔面、光老化が気になる部位以外には、出来るだけ多く太陽光を当てよう。
人体のメカニズム

真の熱中症対策は、発熱し難い体を作ることである

現代人の多くは季節感の無い人工環境にて生活しているため、夏場において低下するはずの甲状腺ホルモン濃度が高止まりのままである。そのため、暑い時の体熱産生量が低下せず、熱中症リスクを高めている。解決方法は、自然の環境変化をそのまま受け入れて、自然な生活をすることである。
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ビタミンDを皮膚で作らせるには波長の短いUVが必須である

皮膚でビタミンDを生合成させるために必要な紫外線の波長は270~290nmであり、これはUV-BからUV-Cに属する短い波長の紫外線であるため大気の層で吸収されやすく、太陽高度が低くなる冬場や正午から離れた時間帯ではビタミンDの生合成は出来なくなる。
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昔は竈から放射される近赤外線も乳がん予防に役立っていた

がん細胞内に蓄積したプロトポルフィリン9に近赤外線が当たると多量の活性酸素種が生じる。がん細胞は、活性酸素種を消去する機能の発現を見合わせているため、多量に生じた活性酸素種によって死滅してしまう。
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