休息-睡眠のカテゴリー

人体のメカニズム

リンパ心臓を持たないヒトは寝るときも動き回る必要あり

人類の祖先が両生類や爬虫類の頃は、「リンパ心臓」が備わっていた可能性あり。しかし今では「リンパ心臓」の代わりを骨格筋が担当するようになった。そのため、体を動かしていればリンパ液が環流するが、止まっていればリンパ液の流れが停滞する。寝ている時も動き回る子どもは正常、かつ健康である。大人も、寝ている時にも積極的に動き回るのが良い。
人体のメカニズム

ミトコンドリアの品質管理はあなたが休んでいるときに進む

ミトコンドリアの品質管理は、体のエネルギー需要が少ない時を見計らって行われる。その時にミトコンドリアは太短くなり、損傷した部分を片側に移動させ、2分裂を行った後に損傷部分を含んだ側のミトコンドリアを分解処分する。残った側のミトコンドリアは損傷部分を含まない健全なミトコンドリアであり、成長して元通りのサイズになる。
休息-睡眠

睡眠導入だけではないメラトニンの多彩な健康効果

メラトニンならではの貴重な作用は、乳がん、卵巣がん、子宮がん、前立腺がんなど、特に性ホルモン性のがんを強く抑制することである。他には、言うまでもなく、睡眠導入、概日リズム調節、フリーラジカル消去、抗炎症、免疫調節などの作用を示すことである。
脳-能力

心身疲労の根本原因であるDMNを休めてあげましょう

休んだはずなのに何故か疲れている…という場合、脳内のデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の疲労が続いていることが原因である。これを解消するためには、内省的・自省的な思考を止め、何かワクワクすることに夢中になることが最善の方法である。
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