熱-光-電場-磁場

人類の生活に大きな影響を与える太陽磁場の成因

太陽のプラズマ中でプロトンが豊富な部分や電子が豊富な部分が生じると、その部分は電荷を持つことになり、それが動くことによって周囲に磁場を発生させる。太陽の磁場は、地球のように単純なN極とS極という構造ではなく、細かで複雑な多磁極構造を取っている。
熱-光-電場-磁場

太陽の活動は高まり続けるため地球はやがて灼熱地獄になる

現在の太陽は、138億年前に起きたというビッグバンから96億年後に誕生し、そこから既に46億年が経過している。〝陽子-陽子連鎖反応〟の原料であるプロトン(水素の原子核)は、今から約50億年後には枯渇すると考えられており、太陽は終末期を迎えることになる。それまでに太陽のエネルギー放射は増し続けることになり、地球は約8億~10億年後には灼熱地獄と化す。
熱-光-電場-磁場

ヒトは他の多くの動物と同様に地磁気を感受するシステムを持っている

ヒトに対して地磁気と同等の強度で方向が変化する人工的な磁気刺激を与えたところ、磁力線が斜め下向きの場合に、その方角変化が認識され、脳波にも変化が現れた。ヒトが地磁気を感受する部位として可能性が高いとされているのは、三叉神経脳幹核と前庭核である。なんとなく調子が悪い場合、乱れた磁場が原因である可能性が高い。
熱-光-電場-磁場

青色光を浴びると太り難い体になる

青色光は白色脂肪細胞に備わっているオプシン3やオプシン4を介して貯蔵脂肪の分解を促したり白色脂肪細胞の褐色化を促したりする。また、白色光は褐色脂肪細胞やベージュ脂肪細胞に備わっているオプシン3を介して脂肪酸やブドウ糖の取り込みを促進し、ミトコンドリアはそれらが持つエネルギーを熱として放散する。
熱-光-電場-磁場

傷の修復の仕上げにはOpn3が受容する青色光が必要である

皮膚に生じた傷を出来るだけ早く治すには太陽光を当てるのが最も良い。何故なら、太古から陸上動物が行ってきた方法であり、治癒を進めるための基本条件になっているからである。科学的な理屈をつけるのならば、太陽光には、創傷治癒 を全体的に促進させる遠赤外線、近赤外線、赤色光、そして治癒の最終段階を促進させる青色光が多量に含まれているからである。
人体のメカニズム

頭部にて検出できるバイオフォトンは脳活動に応じて変化する

脳内で放出されたバイオフォトンは、頭の外から計測することが可能である。そのバイオフォトンの強度は、体の活動状態によって変動する。脳内から頭の外までは種々の膜や頭蓋骨や頭皮があるが、バイオフォトンはそれらを透過して頭の外にまで達することになる。逆に、頭に当たった光は、脳に到達するまでに減衰してバイオフォトンのレベルの弱い光になり、ニューロンの活動に影響を与える可能性は大いにある。
人体のメカニズム

細胞はバイオフォトンをも使ってコミュニケーションを取っている

ヒトを含めた生物の体からは、その生物が生きている限りは、常に微弱な光が放射されている。肉眼で見えるほどの強度の光は〝波〟としての性質が強いが、微弱な光、特に光電子増倍管という特殊な装置でしか検出できない光は〝粒子〟の性質が強くなり、それは〝光子(フォトン;photon)〟として検出される。そして、生物から放射される光子は〝バイオフォトン(biophoton)〟と呼ばれている。
栄養-栄養素

玄米ご飯または白米ご飯だけで生きられるか?

多種類の機能性成分を含んだ米のご飯について、今回は、栄養的な側面から眺めてみた。今の時代、米の価格も高くなったこともあり、多量のご飯に少量の副菜という組み合わせは少なくなったと思われるが、米の栄養素の特徴を知っておくことは、副菜を選ぶときの注意点になる。
天然物質-植物成分

肥満細胞活性化症候群にもケルセチン

蕁麻疹をはじめとした肥満細胞活性化症候群は、肥満細胞が過敏になっていることによって、軽微な刺激にも反応し、ヒスタミンなどのメディエーターを遊離してしまい、血管拡張、腫れ、痒みなどを生じることになる。最善の対策は、肥満細胞の安定化を促すためにケルセチンを摂取することである。
栄養-栄養素

ビタミンB2(リボフラビン)の重要ポイントの整理

タミンB2は、全ビタミンのうち、ビタミンA、ビタミンDに次いで3番目に充足率が低く、摂取推奨量の76%に相当する量しか摂れていない(30~40歳代の平均像)。また、ビタミンB2が働くときにはFMNやFADに形を変えるが、その際には亜鉛やマグネシウムの存在が必要であり、それらのミネラル不足もビタミンB2不足と同様の結果となる。
栄養-栄養素

ビタミンAの重要ポイントの整理

ビタミンAは、平均的な食生活を送っている日本人の場合、摂取推奨量の56%に相当する量しか摂れていない。過剰症のリスクを減らした上でビタミンAを不足させないようにする為には、必要な分だけビタミンAへと変換されるβ-カロテンの摂取量を増やすべきである。
栄養-栄養素

3大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)の摂取状況はアンバランス

この記事は、3大栄養素について、実際の摂取状況を大雑把に把握していただきたくて作成したものである。記事内容の各重要ポイントを再確認していただき、健康を保つための基本中の基本として、日常の食生活において改善すべきところがありましたら、すぐにでも改善していただければと思うところである。
栄養-栄養素

足りているビタミンと不足しているビタミンの全貌

特に不足を気にしなけらばならないのは、充足率を青文字で示したビタミンであり、ビタミンAは推奨量の56%に相当する量しか摂れていない。同様に、ビタミンDは59%、ビタミンB2は76%、ビタミンB6は81%、ビタミンCは81%しか摂れていないことになる。
栄養-栄養素

ミネラルで特に不足を気にしなければならないのはCa, Mg, Kの3種類、次にはFe, Znの2種類

特に不足を気にしなけらばならないのは、充足率を青文字で示したミネラルであり、カルシウム(Ca)では推奨量の59%に相当する量しか摂れていない。同様に、マグネシウム(Mg)では67%、カリウム(K)では73%しか摂れていないことになる。次に、場合によって不足する可能性のあるのは次の2つだけだと考えて結構である。1つは鉄(Fe)であり、平均的な充足率は93%、2つ目は亜鉛(Zn)であり、平均的な充足率は96%である。
天然物質-植物成分

クズ(葛)の花の抗がん作用、抗糖尿病作用、その他

根を掘り起こすのは大変であるが、花を摘むのは簡単である。クズの花に特に多く含まれる有効性物質を大まかに分類するならば、フラボノイドとイソフラボノイドである。クズの花の生理活性としては、抗がん作用、二日酔い軽減作用(アセトアルデヒド低減)、肝機能改善作用、抗糖尿病作用、抗肥満作用、抗子宮内膜症、エストロゲン様活性、などである。
人体のメカニズム

体内で必要な水素(H2)は食物繊維から腸内細菌が作ってくれる

体内における水素の供給源は、腸内細菌である。平均的には、腸内細菌の約7割が水素を産生を可能にするヒドロゲナーゼという酵素を持っている。主な細菌は、フィルミクテス門に属するブラウティア属や、バクテロイデス門のバクテロイデス属であり、それらは嫌気性細菌である。これらの細菌を増やすには、大腸まで未分解のまま届く難消化性の食物繊維を食べる必要がある。
人体のメカニズム

食事時の飲水→胃内容物の希釈→食物アレルギー

そもそも、餌場と水飲み場は離れていることが多い。従って、食べているときには飲水しないことが、陸上動物における消化器官の動作の前提になっている。ところが現代の日本人の何割かは、動物界の常識を覆し、食卓に食べ物と水の両方を置き、それらを同時に胃袋に入れてしまうという、動物の長い歴史において禁断とされていた行為を平気でするようになってしまった。