脳-能力のカテゴリー

脳-能力

脳は思い通りに発達させることが出来る

幼児期から思春期にかけては、様々な刺激や経験に応じて必要なシナプスが強化されると共に、不必要なシナプスが除去されていく。成人期において、IQスコアの高い脳は、皮質の第2層と第3層が厚く、ニューロンの細胞体が大きく、複雑な樹状突起を持ち、素早く活動電位(AP)を高めることが出来る。
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子どもたちよ、野生に帰れ!!

子どもの頃に野生に戻るような生活をすると、魚を貰うのではなく、釣り方を教えてもらうのでもなく、どうやったら釣れるのかが解るようになる。魚を釣るという高度な課題を解決する度に、脳は更に高度に発達していく。魚に含まれるDHAや、大自然での活動はBDNFを増やし、脳の更なる発達を促す。
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運動と音楽で脳由来神経栄養因子(BDNF)を増やそう

一生懸命に勉強しているのに成果が出ないという場合、脳内のBDNF(脳由来神経栄養因子)を増やす必要がある。BDNFを増やすための有効な方法は、運動、音楽、楽器演奏である。これによってBDNFが増えた脳は、学習成果が大幅に伸びることになる。
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おカネで買えない大切なもの

子どもが大人になった時に鮮明に思い出すのは、お母さんや、お父さんが、直接何かをしてくれた時の事である。その経験は、社会性や理性を担当している前頭前野のニューロンのシナプスを大いに強化することになる。カネで買ったものを与えた場合、同様のことは期待できなくなる。
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ガンマ波を自分で出せないときは外部から与えるのも有効

体外からガンマ波に相当する周波数(特に40Hz)の刺激(光、音、振動など)を与えてやると、ニューロン発火の同期が促され、情報処理能力が高まると共に、アストロサイトの活動が活発になって脳内の掃除が進み、ミクログリアの活動も活発になって異物の処理も進むことになる。
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マインドフルネス瞑想は心身のパフォーマンスを高める

マインドフルネスなどの瞑想は、目的とする行動を指令するニューロンの活動を邪魔しないように、邪念を生み出しているデフォルトモードネットワークの活動を抑え、目的達成のための集中モードを作る訓練の一つだと言える。
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強引にでも前向きに捉えれば糧となる

ディストレスはがんを促し、ユーストレスはがんを退縮に向かわせる。例え、どんなことが起こっても、それを前向きに捉えることによって、ディストレスになるはずのものがユーストレスへと変化し、あらゆることが好転に向かう。
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揺らぎは脳・神経系の処理能力を高める

自然界では、植物の葉が揺れたり、水面が揺れたり、炎が揺れたり、風が揺れたりなど、ランダムに揺れ動くものが多い。人類は、そのような揺らぎの刺激が神経系・脳に入力されることによって、全体の処理能力が高まる仕組みになっている。
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特にニューロンにとってDHAは極めて必須の脂肪酸

現代日本人の平均的な食事を続けた場合、脳に必要なDHAが必ず不足し、結果として脳の発達が遅れたり、加齢に伴う能力低下が速まったりする。魚介類の汚染が心配な状況下では、サプリメントによる補給が欠かせない。
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心身疲労の根本原因であるDMNを休めてあげましょう

休んだはずなのに何故か疲れている…という場合、脳内のデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の疲労が続いていることが原因である。これを解消するためには、内省的・自省的な思考を止め、何かワクワクすることに夢中になることが最善の方法である。
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認知機能低下は脳の糖尿病…、では対策は?

アルツハイマー型認知症においてニューロンが次々と死滅していく理由の一つは、ニューロンにインスリン抵抗性が生じていることと、ニューロン自体のインスリン合成能が低下していることであり、その結果としてエネルギー不足になってしまうからである。
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ワーキングメモリを増やす方法

記憶しておきたいことをイメージ化する、日頃から同時に記憶するものの数を増やすように努める、解決するまでに時間を要する複雑な課題を行う、マルチ・タスクを行ってみる。
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記憶力を高める方法

しっかりと記憶させるためには、それを知った時に大きく感動する、繰り返し使う、エピソードにする、しっかりと寝る、既存の記憶と結びつける、日頃から覚える脳動作を増やす、DHAを摂取する。
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