この〝質問コーナー〟は、投稿記事の内容(健康、予防医学、基礎医学など)に関連するご質問があった場合に、誰もがご利用いただけるように設置したものです。どうぞ、遠慮なくご利用ください。ご質問を頂きました場合、後日に、このページ内にて返答させていただきます。なお、入力欄は下方にあります。
質問コーナー
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はじめまして。興味深い情報を教えていただきありがとうございます。今回、住環境について質問させてください。長年、マンションの高層階に住んでいましたが、土のある暮らしに憧れて郊外に小さな庭のある自然素材の家を建築中です。ただ最近、その土地の近く、もしくは真下に活断層があることを知りました。活断層の上に住むと体調不良になると聞いたことがありショックを受けております。先生の記事の中では、断層上の神社では木を植えるとのお話があったかと思いますが、家庭でできる対策があれば教えていただきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
まず、最も重要なことは、「心配しないこと!(^^) 」です。
活断層の上に住んだために体調不良などの健康被害が出たという場合、その原因は、心配による精神的ストレスです。
従いまして、「心配しないこと」が一番重要なのです。
因みに、物理的に、活断層から健康を害する何か(電磁波、放射線、何らかのガスなど)が強く放射されるいうことはありませんので、ご安心ください。
次に、風水とか地相などの分野で、活断層の上に住むことを悪く言いますが、科学的根拠に基づくものではありませんので、気にしないでください。言わせておけば結構です。
次に、対策しておけば良いことは、これはどこに住む場合も一緒なのですが、地震対策をしっかりしておくことです。「建築中」ということなのであれば、対策がしやすいですので、建築業者の人と相談してみてください。なお、新しく建てる家ほど耐震基準が厳しくなっていますので、それは安心面です。
次に、活断層の位置を、国土地理院や自治体が公表している「活断層図」によって、出来るだけ正確に把握しておきましょう。具体的に判れば、不安の一つが解消されることになりますから…。
日本列島の場合、そこら中に活断層が走っていますが、予想されています南海トラフ地震のような大きな地震が起こった場合は、日本列島全体が揺さぶられる感じになりまので、活断層の上だとしても、あまりハンデは無いと考えられます。
それよりも、やはり建物の構造が一番重要であって、地震に最も強いのは、キャンプに使うテントのような軽いものですね。或いは、クルマも強いですね。私の場合、大地震で家が壊れたら、次はキャンピングトレーラーで生活しようと思っています(^o^;
いつも興味深く読ませていただいています。
ケルセチンをとるためにサプリをとるか 玉ねぎの皮をお勧めになっていましたが 玉ねぎの皮の場合 サプリ500㎎に相当するにはどの程度の皮を食べたら良いかお教えいただけないでしょうか。 皮は非常に軽いため大量にとらないといけないとしますと難しいかと思い、また農薬も心配しています。 よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。
ケルセチンサプリメントの1カプセル中のケルセチン含有量は500mgのものが主流です。
一方、タマネギの皮中のケルセチン含有量を1,300mg/100gとした場合、500mgのケルセチンを摂るためにはタマネギの皮を約38g摂る必要があります。
従いまして、ケルセチンを薬として摂取する場合はサプリメントが確実です。ただ、日常的な健康維持のためのケルセチン摂取では、加工して粉状にした「タマネギの皮」の製品が何種類もありますので、原料として無農薬のものが選ばれていそうな、信頼性の高そうなものをお選びください。
先生の「ヒトは腐った肉をも食べる能力を秘めている」という記事を読み、感動いたしました。私は、ヒトの胃液のpHが1~2とハゲタカに近いこと、熟成肉や発酵食品を今でもヒトは好んで食べますが、実際には熟成、発酵とは腐敗と紙一重の現象であり、しばしば発酵食品でも細菌による食中毒が起こりますし、シュールストレミングなどは、すさまじい腐敗臭がするにもかかわらず、結構好んで食べるヒトもおおいです。ですから、私は人間も腐肉食動物ではないかと思っていたのですが、やはりそうなのですね。ほとんど、ハイエナ、ハゲタカレベルではないですか。サバナで進化する過程で腐肉性を獲得したのでしょうね。もちろん、腐肉や発酵食品の利点として、タンパク質がアミノ酸に分解され、消化されやすくなり、これをうま味と感じるように進化したのもいいことだとは思います。他の、pHが4以上の類人猿では、ヒトのような発酵食品等を食べさせると、食中毒になるのでしょうね。先生も私と同様の見解をお持ちでしょうか。コメントいただければ幸いです。
河本さま、ありがとうございます。同様の見解だと思います。発酵と腐敗の違いは人間の勝手な基準(人間にとって有益か有害か)によるものですから、細菌にとっては発酵も腐敗も全く同じ現象を指していますね。
滋賀県では「鮒寿司(フナずし)」を食べる人が多いですが、初めての人だと「腐っている」と判断するでしょうね(^o^;食べれば美味しいのですが…。
ところで、有用だと思う細菌を胃酸で死滅させることなく腸まで送りたければ、その細菌を飲むと同時に数百ミリリットル程度の真水を飲めば、数分後にはその真水に分散した細菌が真水と一緒に胃から排出され、十二指腸以降に達することになります。
一方、真水ではなくて少しでもタンパク質が含まれている飲料と一緒に飲むと、含まれているタンパク質のせいで胃による消化の作業が始まりますから、胃にしばらく留まり、胃酸によって死滅してしまうことになります。これは、乳酸菌飲料やヨーグルトなど、タンパク質を含んだものを飲食した場合に相当し、含まれている乳酸菌などは胃酸で死滅することになりますね。
「癌を治すも防ぐも基本は温めることである」と「体の深部を効率良く加温する方法」を読ませていただいて 1点教えていただきたい点があります。
体内を加温するのにはラジオ波温熱治療器とのことで それを求めたいと思っていますが、 深部を40度から41度に温めるのに必要な時間と 一度にどの程度の時間使用しても問題が起こらないのでしょうか? この程度の温度では低温火傷等の問題は起こらないのでしょうか? ご指導をいただければ幸いです。 よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。
市販されているラジオ波温熱治療器には幾つかの商品がありますが、一般家庭用として使えるもので、27.12MHzを用いている家庭用超短波治療器について、お答えさせていただきます。なお、商品名を特定できる情報をここに載せることを避けたいと思いますので、ブログの『体の深部を効率良く加温する方法』(https://stnv.blog/radiofrequency/)の図の左から2番目の機種だということで話を進めさせていただきます。
この機種における超短波(ラジオ波)照射時間は、1回につき15~20分程度が標準になっていると思われますが、もちろん調節可能です。そして、家庭用の温熱治療器として様々なテストが行われた結果、ラジオ波の出力や、照射パターンが決定されています。この機種の場合は、連続ではなくてパルス状の(オン・オフが交互に繰り返される)形式で出力し、皮膚温度の上昇は4℃程度に抑えられるようになっています。なお、服の上からや、タオルなどをあてがった上からの利用が勧められています。そして、体内にがん組織があった場合は、がん組織の血管網が不完全であるためにオフ時の冷却が進まず、冷えないまま次のオンにて更に加温されることになります。即ち、がん組織のほうが温度上昇が大きくなります。
使用する頻度は、メーカー側によりますと、1日2セットが効果的との記載がありますので、それに準じていただければ結構だと思われます。では、くれぐれも、これは特殊用途での利用になりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
いつも貴重な情報を有難うございます。
実は現在、白内障に悩んでおります。白内障予防についての記事があり、拝読させていただきましたが、すでになってしまった白内障を改善するには、西洋医学の薬や手術以外の方法で、何か手立てがないものでしょうか?
ご教示いただければ幸いです。よろしくお願い致します。
ご質問ありがとうございます。
もちろん、一般常識では、白内障を手術以外で治す方法は無い、ということになるのですが、そこをなんとか出来ないのか…ということですよね。
因みに、手術しなければ治らないと考えられている理由は、水晶体を構成している透明のタンパク質である〝クリスタリン〟を産生する細胞が、少なくとも成人では機能喪失させてしまっている、とされているためです。
仮に、クリスタリンを産生する細胞(水晶体線維細胞)が、核や小胞体やミトコンドリアなどの細胞内小器官を残したままになっていると、それらによって水晶体が濁ってしまうことになります。そのため、そうならないように細胞内小器官をすっかり排除してしまい、無色透明な細胞として水晶体内に点在しているということです。
上記のことは即ち、少なくとも成人は新たにクリスタリンを産生することができない、ということになるわけで、一度作ったクリスタリンを生涯使い続けなければならない、ということでもあります。
しかし、次のことはあまり広く言われていません。それは、一度作ったクリスタリンをそのまま使い続けることは不安なので、壊れてしまったクリスタリンを自力で治す方法を、目を持ち始めた動物は進化の途上で獲得していることです。具体的には、タンパク質の高次構造を修復できる〝分子シャペロン〟機能を持ったタンパク質を、クリスタリン分子の一つとして用いる選択をしています。
実際、私たちの目の水晶体を構成しているクリスタリンには3種類がありまして、α-クリスタリン、β-クリスタリン、γ-クリスタリンの3つです。そのうち、α-クリスタリンは、壊れたタンパク質分子を元に戻す分子シャペロンの役割も担っているようです。従いまして、健全なα-クリスタリンが何割か残っているのであれば、壊れたα-クリスタリンや壊れたβ及びγ-クリスタリンを正常な状態に戻してくれる可能性があります。
白内障になり始めたときまでの生活をそのまま続けていれば、当然のことながら白内障は進行していきます。しかし、当ブログ内でこれまでに書いてきた「白内障を防ぐ方法」を実行していけば、残された健全なα-クリスタリンが分子シャペロン機能を発揮してくれる可能性はあると考えられます。
<追記>追記なのですが、4/21に次の記事『ロスマリン酸は白内障における水晶体の透明性を回復させる』をupしましたので、もっと積極的に白濁を解消する方法として参考にしてみてください。
清水先生、早速のご返信、有難うございましたっっっFacebook拝見して、ブログのことを知りました。和多志は自然療法の食養生と手当を勉強し、その中で白内障にはごま油の点眼という手当があるのですが、いまいちロジックが分からないのと、油を目に直接入れることへの不安感があり、少しやってみましたが続きませんでした。お茶や食べ物としてなら氣楽に出来るので、ロスマリン酸の摂取、積極的にやってみたいと思います。丁寧で分かりやすいご解説、有難うございました!
お世話になりました。叔父にホタテ由来のプラズマローゲンを薦めてみようと思います。まずは3ヵ月程度飲んでみるように言ってみます。
わたし自身はビタミンD、タウリン、にがりを摂っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
勉強させていただいています。
叔父が認知症になりかけているようなのですが、プラズマローゲンが認知症に
効く可能性はあるでしょうか?よろしくお願いいたします。
ご質問ありがとうございます。プラズマローゲンは、ヒトを含めた動物の組織中に存在しているリン脂質の一種で、もう一段詳細な分類をすれば、エーテルリン脂質の一種だということになります。そして、その分子中には2本の脂肪(脂肪酸)が結合しているのですが、どのような鎖長や不飽和度の脂肪酸が結合していたとしても、分子種としてはプラズマローゲンだということになります。即ち、プラズマローゲンというのは総称なのですね。
一方で、脳にとって大切なのは、結合している脂肪酸がDHAであることです。もし、そのプラズマローゲンに結合している脂肪酸がDHAではない脂肪酸であれば、認知機能向上にとってあまり意味が無いことになります。
従いまして、単に「プラズマローゲン」として売られている商品について、それが認知機能向上にとって有効か否かの判断は出来ないことになります。ただ、プラズマローゲンにDHAを混ぜて商品化しているものもあるようですので、それであれば有効性はあると言えます。
いつもありがとうございます。萩原と言います。
基礎体温の上げ方についてリクエスト依頼です。
10歳の娘が居ますが、最近わかったのですが、基礎体温が35.5度〜36.0度しかなく心配しております。朝1番に測ったりはこれからデータを取っていこうと思います。
よくネットで調べると基礎体温の上げ方として記載されている食事や運動は大丈夫だと思います。あと当てはまるとしたら自律神経の乱れくらいしかありません。しかし、そこまでストレス抱えてるようにも見えません。学校は行きたく無いとは言ってますがちゃんと毎日通ってます。
何か他に良い方法や原因など教えていただけましたら幸いです。よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。一定の温度を保つことが最も重要である部位は、体の深部であり、その温度にはあまり個人差が無くて、ほぼ37℃です。これがいわゆる「深部体温」です。それに対して体表面で測る温度は、環境温度の影響や、自分が放熱したいのか熱を逃がさないようにしたいのかによって大きく変動します。従いまして、深部体温が37℃であっても、この寒い時期に額の表面温度を測ると36℃や35℃台のことが普通にあります。
一般家庭において、深部体温に最も近い温度が測れるのは舌下温です。今度は、そこで測ってみてください。
先生のコメントのおかげで少し安心できました。ありがとうございます。
舌下温度も測ってみてはいましたが36.0度程度だったので測るタイミングが悪かったのか、測り方が悪かったのかなと思います。
朝1番のタイミングでもう少し測ってみようと思います。
そうだったのですね。
記事中にも書きましたが、体内の発熱体はミトコンドリアで、肝臓以外では筋肉や褐色脂肪細胞/ベージュ脂肪細胞に多いですから、運動量を増やすことや、あまり寒くない時期に寒冷刺激を受けることが有効です。また、少食の場合は体がエネルギー消費量を抑えるために体温を下げますので、しっかり食べることも有効です。また、睡眠時間との関係もありますので、そのデータの一例を添付しておきます。子どもの場合は8~9時間ぐらいの睡眠になるのが理想ですね。
https://www.nippon.com/ja/ncommon/contents/japan-data/500722/500722.png
ところで、現代では35.6~36.0℃の子どもが約4分の1を占めているようです。現代は衛生的に恵まれた環境になりましたので、発熱する必要性が少なくなったことが大きな原因であると思われます。低体温のメリットは、代謝率が下がる分だけ長生きできることになりますので、ある意味、羨ましいです。
いつもためになる情報を有難うございます。
月経過多で最近DIMサプリを1週間ほど摂りました。
取り始めて翌日から、少し泡立つオレンジ色の尿が出始めました。
サプリを買ったサイトの他の人のレヴューを見てると同じ様にオレンジ色の尿が
出てる人がチラホラいる様です。
この現象は正常なのでしょうか?
なぜ尿の色が変わるのかよく解らなく、ビリルビン尿なのかな?と不安で質問させて頂きました。
ご質問、ありがとうございます。DIMを飲んだ時に尿がオレンジ色になるのは、DIMが肝臓内で働いた後に代謝されるとき、その代謝産物の色が琥珀色であるため、それが尿本来の色と混じってオレンジ色になることが知られています。即ち、正常な現象です。
また、DIMを飲み始めた翌日からということは、他の病気ではなくて、飲み始めたDIMの影響である証拠にもなります。
念のためですが、一度、DIMの摂取をやめて、尿が以前の状態に戻ることを確かめてみましょう。もし戻らなければビリルビン濃度の上昇が考えられますので、これを確かめておくことは安心につながるでしょう。また、DIMの摂取を毎日ではなくて2日に1回でも良いと思いますので、それもご検討ください。
いつも興味深い記事をありがとうございます。抗老化に興味があり、メトホルミンやアピゲニン、nac等摂取しております。
その中で、NMNサプリも摂取しているのですが先生の記事の中でナイアシンアミド→NMNへの変換酵素が怠けてしまうという旨かかれておりまた。
これはNMNサプリは摂取するメリットよりもデメリットの方がでかいのでしょうか。このまま摂取するべきか判断に悩んでおります。何卒よろしくお願いいたします。
ご質問、ありがとうございます。比較的高年齢で、同年齢の標準像よりも老化が進んでいると感じられる場合や、ニコチンアミドからNMNへの変換酵素(NAMPT)の発現が低下していると推測される場合は、ニコチンアミドとNMNを併用するのが良いと思われます。一方、比較的お若くて、NAMPTの発現をまだまだ高められると予測されるのならば、ニコチンアミドだけの方が良いと思います。