呼吸が整うと人生が整う

今日は温泉に入ったあとにヨガをしてきました。 キツいポーズになると、つい息を止めてしまいそうになるみぽりんです。 ですが、ヨガではポーズの途中で息を止めるのはNGなんですよね。

ついつい、「どれだけポーズができるか」に意識が向きがちだけど、本当に大事なのは“呼吸”のほう。 呼吸を続けながら、身体を動かしていくと、気(血やリンパも含めて)がふわ〜っと巡って、心も体もゆるんでいきます。

「ヨガって、ほんと気持ちいい!」となるのは、呼吸が関係しているのです。 清水先生の投稿 【息を吐いているときに血管が拡張して血流量増加】にもありますが、 呼吸って自分自身で「リラックスした状態」をつくれるんです。 しかも、呼吸って、どこにいてもできる。
職場でも、電車でも、お風呂でも。 だからこそ、日常に取り入れやすい。

お仕事中って、気づくと呼吸が浅くなって肩に力入りっぱなし、なんてことがあると思います。 そんな時、ちょっと意識して呼吸をしてみると、ほんの少しだけ心のスペースが生まれます。
この心のスペースが、人間関係を良くしたり、アイディアが浮かんだりと良い循環を作ってくれるのかもしれません。

この吐く、吸うを繰り返す「呼吸」
一概には言えないけれど「人は生まれる時は吐いて、 死ぬ時は吸って終わる。」と、いわれます。
「吐いて、生きて、吸って、死ぬ」 呼吸って、生と死を小さく繰り返しているみたいだなぁ…なんて、ふと納得してしまいます。映画で、魂が体から抜ける瞬間の重さは「21グラム」っていう話もありましたけど、 もしかしたら本当に、すう…っと(吸うっと?)抜けていくのかもしれませんね。

思えば心臓も生まれてから、一度も休まずに働いてくれいて、1日に約10万回拍動し、生涯で計算すると約25億回以上動くと言われています。
「心臓さん、ありがとう」ですね。身体の声を無視して、過酷な生き方、我慢、不規則な生活などしていたら身体は悲鳴を上げます。病気や不調は外からやってくるものではなく、自分自身が作ったもの。
自分で作ったのならば、自分で治せるはず。

最近、私の周りにも原因のわからない不調や、自律神経の乱れで悩む方が増えています。 病院や薬という“外側”に答えを探す前に、呼吸に意識を向けて、まずは自分の“内側の声”を聞いてみてほしいな、と思います。

「健康=食事」って考える方が多いけど、 私は“心を整えること”も、同じくらい、いえ、それ以上に大事だって伝えたい。 だって、心の状態で細胞たちの働きって大きく変わるから。
憂鬱な顔は、憂鬱な心がつくるし、 悩みや不満ばかり、恐れに囚われてばかりの心で「細胞は元気です!」なんてことはないはずなんです。
どんなに体に良いものを食べたとしても、それを吸収されなければ意味がない。 体を整えることも、 心を整えることも、 両方あってこそ“本当の健康”。 見える世界に一生懸命になる人が多いけれど、 どうか心を置き去りにしないでほしい。

そうは言っても、人間だから、落ち込んだり悲しんだり、喜怒哀楽があるのは当たり前だし、自分ではコントロールできないくらい心が疲弊する時もあると思います。 でも、そこに振り回されすぎず、もっと気楽に生きていい。
喜怒哀楽から「怒」と「哀」を抜くと、“喜楽(きらく)”。 ^ ^
そんな「喜楽」になる方法を「食と心」というテーマで今後お伝えしていきたいと思います。

来週はいよいよ12月ですね。バタバタしがちな時期だけど、 こういう時こそ、呼吸を整えて“喜楽”にいきましょう。

 
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執筆者
高橋美保子

stnv基礎医学研究室 研究員・ライター
ナチュラルビューティースタイリスト
細胞環境デザイン学・認定講師
アロマテラピー1級

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