2025-02-01

疾患-予防医学

指定難病のIgA腎症も腸内細菌叢が大きく関わっている

IgA腎症とは、腎臓の糸球体に免疫グロブリンA(IgA)が沈着して炎症を起こす慢性糸球体腎炎である。口蓋扁桃で異常なIgAが増産されることが引き金になると考えられており、治療のために口蓋扁桃の摘出が行われる。併せて、ステロイドパルス療法が行われる。しかし、腸内細菌叢が大きく関係しているという事実が明らかにされつつある。