天然物質-植物成分のカテゴリー

天然物質-植物成分

森林浴でα-ピネンを吸えば病気知らず

特に、スギ、ヒノキ、マツなどの常緑針葉樹林にて森林浴をすると、α-ピネンを主要な成分とするフィトンチッドを吸うことになる。α-ピネンを吸うと、ストレスが大いに軽減され、心血管系疾患、虚血性脳疾患、がん、統合失調症などの精神科の病気などが防がれたり、それらが治癒に向かったりする。
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ギシギシの根のエキスは優れた発毛促進効果を示す

ギシギシ根エキスは、ヒト皮膚乳頭細胞やヒトケラチノサイトの増殖促進について、ミノキシジルと同等の効果を示した。また、毛周期に対する影響が調べられた結果、ギシギシ根エキスは、成長期を延長させ(毛を作り出している期間を延長させ)、休止期を短縮した。
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レスベラトロールはイタドリの根から採られている

レスベラトロールは、赤ブドウや赤ワインに含まれる成分としてのイメージが強いが、実際にはイタドリの根に非常に多く含まれている。従って、イタドリの根を掘り起こし、それを乾燥粉末にするなり、アルコール抽出して利用すれば、安価かつ他成分との相乗効果を得ることができる。
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ロスマリン酸は白内障における水晶体の透明性を回復させる

白内障の手術時に摘出された、白濁した水晶体を用い、その水晶体を含む懸濁液に被験物質を加え、透明化する程度が調べられた。その結果、ロスマリン酸(Rosmarinic Acid)に、特に強力な透明性回復作用が見られた。ロスマリン酸を多く含むのはシソ科の植物であるため、それらを摂取することが有効である。
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体内においてAGEsの生成を阻害する物質群

体内においてAGEsの生成を阻害する物質群があり、その作用機序は主に、活性カルボニル化合物の捕捉、フリーラジカルの除去、金属イオンのキレート化、タンパク質糖化部位の保護、血糖値の低下などである。その物質群とは、ポリフェノール、多糖類、テルペノイド、ビタミン、その他、などである。
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ギシギシも薬効成分の宝庫

ギシギシに多く含まれるアントラキノン類、フラボノイド類、ポリフェノール類の組み合わせによる相乗作用として、抗真菌、抗がん、抗酸化、抗炎症、胃腸粘膜保護、血管保護、抗高血圧、抗動脈硬化、緩下(主にアントラキノン類による)、利尿、ミトコンドリア保護、ネクローシス抑制、ニューロン保護、収斂(ポリフェノールによる)などが見られる。
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ハハコグサ(母子草)は肥満や痛風も抑制する

ハハコグサには、近年において抗肥満作用や、抗痛風作用が確認されている。他には、強い抗炎症作用や抗酸化作用を示し、漢方薬として、扁桃炎、気管支炎、閉塞性肺疾患、喘息、腎炎、関節リウマチ、高血圧の治療などにも使用されてきた。乾燥・粉砕し、日常的に摂取したい植物の一つである。
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ハコベ(コハコベ)もまた万能薬であった

コハコベには、アピゲニンの各種配糖体が多く含まれると共に、各種芳香族カルボン酸の配糖体も含まれ、その他にも種々のアルカロイド、サポニン、タンニン、テルペノイド、フェノール化合物の存在が確認されている。その結果、抗炎症、抗酸化、抗菌、抗真菌、抗肥満、抗糖尿病、抗不安、鎮痛、鎮痒、止血など、多くの疾患を改善させるための基本的かつ幅広い薬理活性を示す。
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ぺんぺん草(ナズナ)は白内障も予防する

ナズナに新たに発見された効能として、水晶体の濁り低減、酸化ストレスの抑制、水晶体上皮細胞のアポトーシスの抑制があり、これは白内障を予防するための画期液な方法になる。その他、近年に発見されたナズナの効能として、抗がん作用、抗炎症作用、抗酸化作用、抗菌作用、肝保護作用などもある。
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ケルセチンは松葉からも摂れる

ケルセチンまたはケルセチン配糖体は、普通なら捨てられてしまう運命にある松葉にも多く含まれている。また、松葉ならではのα-ピネンが含まれている。ケルセチンの万能とも言える健康効果は言うまでもないが、α-ピネンはリラクゼーション、ストレス軽減、記憶力などの脳力の向上、血行促進などをもたらしてくれるため、松葉は捨てずに乾燥粉末にして摂取したいところである。
栄養-栄養素

ケイ素を摂りたければスギナを利用すればよい

スギナには、極めて多くのケイ素が含まれている。人体におけるケイ素の役割は、結合組織におけるコラーゲン、エラスチン、グリコサミノグリカン(ムコ多糖)の生合成や、骨芽細胞への分化促進に関与している。その他、消化管におけるアルミニウムの吸収抑制や、腎臓におけるアルミニウム排泄に関わっている。
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フキノトウの苦味成分「ペタシン」の抗がん作用

ペタシンは、特にフキノトウに多く含まれている苦味成分である。ペタシンには、細胞レベル、及び動物実験において、様々ながんに対する、強力な抗がん作用が確認されている。その他、フキノトウは昔から生薬として用いられており、その効能に加えて抗がん作用をも得られることになる。
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白髪を黒髪に変えるファイトケミカル

白髪を黒髪に戻したり、白髪化を防いだりするために有効なファイトケミカルは、ルテオリンおよびステルビンである。最も有効な方法は、これらを含んだ溶液を頭皮に塗ることである。なお、効果は少し弱くなるが、経口投与することでも同様の効果が期待できる。
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ネトル(セイヨウイラクサ)はファイトケミカルの宝庫

ネトル(セイヨウイラクサ)はファイトケミカルの宝庫であり、ケルセチン、EGCG、カテキン、アピゲニン、ルテオリン、ゲニステイン、ナリンゲニン、ルチンなど、優れた作用を発揮するフラボノイドが多種類かつ高濃度に含まれている。まさしく万能であるが、花粉症に対しても優れた効果が発揮される。
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花粉症対策にはメチル化カテキンを含む茶が良い

メチル化カテキン(EGCG3"Me)のほうが高い抗アレルギー活性を示す。それは、体内への吸収率が高いことが理由であるとされている。花粉飛散が始まる前からの「べにふうき」の「長期飲用」をすると、その抗アレルギー効果が一層高まる。
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褐藻に含まれるフコイダンは消化管粘膜に直接作用する

フコイダンに期待される最も重要な効果としては、消化管の内壁粘膜に生じるがんに対する〝抗がん作用〟を挙げることができる。それは、フコイダンの消化率や吸収率が低いからこそ、大腸や直腸にまで届いてフコイダンとしての作用を発揮できるからである。
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