天然物質-植物成分のカテゴリー

天然物質-植物成分

テアニンは精神面をはじめとした全身的な健康効果を示す

テアニンは、茶葉に含まれているアミノ酸の一種で、お茶の主要な旨味成分の一つである。比較的、構造の簡単なアミノ酸であるが、その生理的効果は非常に多彩である。具体的な作用としては、抗酸化、抗炎症、神経保護、精神の健康、抗がん、代謝調節、心血管保護、肝臓と腎臓の保護、免疫調節、腸管保護、泌尿生殖器保護、腸内環境改善などである。
人体のメカニズム

温泉に含まれる各種成分は皮膚のどこまで浸透するのか?

温泉に含まれる各種の成分を、全く浸透しない成分、角質層や表皮留まる成分、真皮にまで届く成分、毛細血管から吸収される成分などに分けて整理した。また、本文中では温泉のタイプを9種類に分け、それぞれの効能と、代表的な温泉を挙げた。
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イチョウの葉の黄色の成分はヒト網膜の重要成分でもある

イチョウの葉が黄色くなる原因物質として最も多く含まれているのはルテイン、次に多いのはゼアキサンチンであり、これらはキサントフィルと総称されるカロテノイドである。ルテインとゼアキサンチンは、ヒトの特に網膜の黄斑部にも多く存在している。なお、ヒトの場合は、ルテインの何割かがメソゼアキサンチンへと変換され、黄斑部の中心付近に多く分布する。
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紅葉の紅はモミジの防御物質であり土壌微生物へのプレゼントでもある

カエデの葉が赤く染まっているとき、その赤色の主成分はアントシアニンと総称されるもののうちの、シアニジン-3-グルコシド(クリサンテミン)である。秋になると、葉緑素や多くの細胞内小器官が分解され、幹へと回収される。しかしアントシアニンは、液胞内に在ることや、分解回収に多くのエネルギーが要るため分解せず、そのまま落葉によって地面に落とし、土壌微生物の餌になるようプレゼントされる。
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肥満細胞活性化症候群にもケルセチン

蕁麻疹をはじめとした肥満細胞活性化症候群は、肥満細胞が過敏になっていることによって、軽微な刺激にも反応し、ヒスタミンなどのメディエーターを遊離してしまい、血管拡張、腫れ、痒みなどを生じることになる。最善の対策は、肥満細胞の安定化を促すためにケルセチンを摂取することである。
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クズ(葛)の花の抗がん作用、抗糖尿病作用、その他

根を掘り起こすのは大変であるが、花を摘むのは簡単である。クズの花に特に多く含まれる有効性物質を大まかに分類するならば、フラボノイドとイソフラボノイドである。クズの花の生理活性としては、抗がん作用、二日酔い軽減作用(アセトアルデヒド低減)、肝機能改善作用、抗糖尿病作用、抗肥満作用、抗子宮内膜症、エストロゲン様活性、などである。
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肥満を防ぐためのファイトケミカル

抗肥満作用を示すファイトケミカルの作用機序としては、食欲の抑制、炭水化物と脂質の吸収減少、脂質代謝の調節、熱発生の促進、脂肪生成の阻害、肥満誘発性炎症の抑制、腸内細菌叢の調節、を挙げることが出来る。該当するファイトケミカルの具体例は、本文中および図中に示したものである。
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霊芝の効能に関する最新のレポート

霊芝の歴史は古く、中国では後漢の時代(25~220)にまとめられた『神農本草経』では「上品」に分類され、延命の霊薬(不老不死の薬)として珍重されてきた。不溶性繊維も含め、霊芝の全ての恩恵を受けようと思うのなら、全体を粉にして、そのまま飲食するのが最も効果的である。
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1グラム5千円以上する天然冬虫夏草の効能は…

名前の由来は、冬の間に虫に寄生して菌糸を伸ばし、夏には草のようなキノコを形成するため。狭義の冬虫夏草はシネンシス・トウチュウカソウであるが、宿主であるオオコウモリガ(の幼虫)はチベットにしかいない。しかし、同じように昆虫(含、幼虫)に寄生する糸状菌の種類は数百種類程度が確認されており、その全ての〝昆虫と糸状菌の複合体〟を、日本では広義の冬虫夏草として扱うこともある。
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蝉の抜け殻を見つけたら食べてしまおう

蝉の抜け殻は、生薬にもなっているほど、様々な効能を発揮する。即ち、解熱・鎮痛、抗炎症、抗アレルギー、止痒、鎮痙、腸内細菌叢の改善、整腸、免疫力増強、血糖値上昇抑制、血中脂質上昇抑制、抗肥満、腎機能改善、抗酸化、抗がん、保湿、抗菌、抗老化などである。
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慢性的な酷い疲労を解消するためのファイトケミカル

慢性的な酷い疲労を解消するためのファイトケミカルのお勧めは、ケルセチン、レスベラトロール、ウルソール酸、没食子酸である。なお、これに加えて一般的に言われる次のような物質(ビタミンB群(B1,B2,B6)、ビタミンC、コエンザイムQ10、クエン酸、イミダゾールジペプチド、タウリン、BCAA、アスパラギン酸、マグネシウム、鉄 など)を摂取すると良い。
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森林浴でα-ピネンを吸えば病気知らず

特に、スギ、ヒノキ、マツなどの常緑針葉樹林にて森林浴をすると、α-ピネンを主要な成分とするフィトンチッドを吸うことになる。α-ピネンを吸うと、ストレスが大いに軽減され、心血管系疾患、虚血性脳疾患、がん、統合失調症などの精神科の病気などが防がれたり、それらが治癒に向かったりする。
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ギシギシの根のエキスは優れた発毛促進効果を示す

ギシギシ根エキスは、ヒト皮膚乳頭細胞やヒトケラチノサイトの増殖促進について、ミノキシジルと同等の効果を示した。また、毛周期に対する影響が調べられた結果、ギシギシ根エキスは、成長期を延長させ(毛を作り出している期間を延長させ)、休止期を短縮した。
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レスベラトロールはイタドリの根から採られている

レスベラトロールは、赤ブドウや赤ワインに含まれる成分としてのイメージが強いが、実際にはイタドリの根に非常に多く含まれている。従って、イタドリの根を掘り起こし、それを乾燥粉末にするなり、アルコール抽出して利用すれば、安価かつ他成分との相乗効果を得ることができる。
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ロスマリン酸は白内障における水晶体の透明性を回復させる

白内障の手術時に摘出された、白濁した水晶体を用い、その水晶体を含む懸濁液に被験物質を加え、透明化する程度が調べられた。その結果、ロスマリン酸(Rosmarinic Acid)に、特に強力な透明性回復作用が見られた。ロスマリン酸を多く含むのはシソ科の植物であるため、それらを摂取することが有効である。
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体内においてAGEsの生成を阻害する物質群

体内においてAGEsの生成を阻害する物質群があり、その作用機序は主に、活性カルボニル化合物の捕捉、フリーラジカルの除去、金属イオンのキレート化、タンパク質糖化部位の保護、血糖値の低下などである。その物質群とは、ポリフェノール、多糖類、テルペノイド、ビタミン、その他、などである。
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ギシギシも薬効成分の宝庫

ギシギシに多く含まれるアントラキノン類、フラボノイド類、ポリフェノール類の組み合わせによる相乗作用として、抗真菌、抗がん、抗酸化、抗炎症、胃腸粘膜保護、血管保護、抗高血圧、抗動脈硬化、緩下(主にアントラキノン類による)、利尿、ミトコンドリア保護、ネクローシス抑制、ニューロン保護、収斂(ポリフェノールによる)などが見られる。