「滝行」はここ何年か、SNSや口コミでもよく目にするようになりました。先日は、20代の娘にも「滝行っていいの?」と聞かれました。
滝行のメリットとして、心身のリフレッシュ、ストレス解消、デトックスがあると思います。
冷水の刺激によって細胞が活性化し、自律神経が整い、マイナスイオンを浴びて心身の穢れを洗い流す。
精神面では、滝の音と水圧の中で雑念が消え、「無」の境地へと近づいていく。
自分の限界に挑むことで精神力が鍛えられ、達成感と自己肯定感が生まれる。
身体面では、冷水と水圧によるマッサージ効果で血行促進、代謝アップ。
そして、日常生活においても運気が上がった、とか、人生がひらけた、流れが変わった、などという声も少なくありません。
この滝行の背景には、古くから神道の「禊(みそぎ)」仏教の修行として心身を清め、神仏とつながるために行われてきた歴史がありました。
そして実際、滝行をした人たちを見ていると、どこかひらけたような、雑念がなく、芯が通ったような、本来の「自分」に戻ったような力強さを感じます。
ただ、私は水風呂も、水シャワーさえも耐えられないので、何度かチャレンジしようと試みましたが「よし、行こう!」と行動に移すまでには、あと一押し足りなかった。
自分の背中を押すつもりで、もう少し滝行を深く探ってみることにします。
滝行をした人からは、エネルギーというか、目にも力強さを感じます。
今回はエネルギーの視点から、「滝行」を見てみようと思います。
「エネルギー」
生命や身体の視点からみても私たちの体はエネルギーでできています。
原子核の周りを電子が回り、太陽の周りを地球が自転しながら公転しているように、宇宙全体もまた、回転しながら動いている。台風や竜巻は、大気のエネルギーが渦となり回転する現象。
宇宙では、こうした構造がフラクタルに繰り返されています。
私たち人間も、同じ。
ミクロとマクロが透過されていくと、
この世界、この宇宙って実は、自分の中にあったんだと気づく。
私たちのDNAは螺旋構造。
私たちの細胞は水に浸っている。
「水」
自宅の浴槽の排水口にできる渦も、地球の自転の影響をほんのわずかに受けて回転している。
水車は、上から水を流すことで回転し、水のエネルギーを動力へと変える。
私たちの「気」や「エネルギー」ももちろん「見えない」ものになるけれど
ヨガをやったことある人なら「チャクラ」を知っていると思う。
チャクラとは、インドのサンスクリット語で「車輪」とか「回る」を意味します。
そこから転じて、心身の働きを司るエネルギーの出入り口というふうに解されるようになりました。
チャクラは、人体に7つあると言われており、簡単にいうと「エネルギーが出入りしている場所」で、東洋医学でいう「気の通り道」のことです。
人間のエネルギーはこの「チャクラ」を起点にして、車輪のように絶えずグルグルと回って、活力を生み出し

肉体と精神をつなぐ気の通り道のスポット、と言われてます。
人間の身体の脊髄の基底(第1チャクラ)から、頭頂(第7チャクラ)まで、背骨のラインに沿って直線に並んでいて、このチャクラが正しく回転してバランスがよければ、心も体も健康、健全でいられると言われています。
元気がない状態というのは、
エネルギーが弱い=回転が弱い。
あるいは、エネルギーが乱れる。
回ってはいるけれど、
気が入らず、空回りしている状態。
ということは、そんな時に、
滝のように高いところから大量の水が落ちることで、人の中のエネルギーの車輪を回転させるのではないか。
そんなイメージが、すとんと腑に落ちました。
もちろん、あまりにも弱っている人に滝行は危険ですが、滝行によって、あなたの中のエネルギーの車輪が勢いよく回り始めたとしたら…。
その先に何が起こるのでしょう。
少し、ワクワクしてきませんか?
まずは、来年の夏に滝行を行ってみようと思います。
