サプリメント

マグネシウム補給はがん対策にも欠かせない

マグネシウム摂取量が多いほど、乳がんや膵臓がんの罹患率が低下する調査結果を紹介したが、他のがんについても同様である。現代においては食餌のみから充分量のマグネシウムを得ることは不可能だと考えるのが妥当であり、がん対策のためには別に補給する必要がある。
健康-医薬品

糖尿病治療薬であるメトホルミンは優れた抗老化薬である

メトホルミンは、血糖降下作用(腸管からの糖の吸収抑制、取り込んだ糖の利用促進、肝臓における糖新生抑制、インスリン感受性の向上など)、抗炎症作用、抗がん作用、循環器疾患や認知症リスクの低減、運動をした場合と同様の代謝改善効果、美容や若返り効果などを示す優れた抗老化薬である。
心理-精神

虫にかじられない植物には人を癒す力は無い

虫にかじられた植物は青葉アルデヒドを発散し、近隣の植物はそれを受容することによって数秒後には防御態勢に入る。青葉アルデヒドは植物にとっては情報伝達物質として機能し、ヒトに対しては癒しを与えると共に心身の諸機能を向上させる。
栄養-栄養素

亜鉛を摂取したつもりでも現場まで届いていない

摂取した亜鉛が吸収されて血中に入ったとしても、それが細胞内に入るためには細胞膜上に存在している亜鉛トランスポーターが働かなければ目的が達せられない。亜鉛トランスポーターの働きはケルセチンやEGCGなどのファイトケミカルによって促進されるため、亜鉛含有量の多い肉を食べても亜鉛の細胞内濃度は高まらない。
疾患-予防医学

脂は体内で作るものであって食べるものではない

飽和脂肪酸の中でも、霜降り牛肉などの脂肪組織に多く含まれているパルミチン酸やステアリン酸は、子宮内膜症の大きなリスク要因である。子宮内膜症は月経痛などの痛みの大きな原因であり、不妊症の原因の半数以上を占め、やがては卵巣がんや子宮がんへと進行することがある。
天然物質-植物成分

米の命を守る外皮は人の命をも守る

米は、胚芽の中にある卵細胞を守るために、外皮(果皮や種皮)に複数種類の機能性成分を配備している。γ-オリザノール、フェルラ酸、GABA、アラビノキシラン、フィチン酸、イノシトール、アブシシン酸、γ-トコトリエノール、トリシン、モミラクトンBなどが、ヒトの病気を防ぎ、命を守ってくれる。
栄養-栄養素

冷えた玄米ご飯のメリットは絶大である

ご飯に含まれるデンプンは、冷えると難消化性デンプン、即ちレジスタントスターチとなって、そのまま大腸まで届くようになり、有用な腸内細菌のエサとなる。冷えた玄米ご飯の場合は、米の果皮や種皮の食物繊維が加わるため、相乗効果が発揮される。
抗老化-アンチエイジング

長寿のハダカデバネズミも老化細胞を完璧に除去していた

長寿で有名なハダカデバネズミも、体内には老化細胞が殆ど見られず、それがマウスの10倍という長生きを実現している理由の一つである。私たちが体内の老化細胞を効率よく、しかも健康的に除去するためには、ケルセチンを摂取することが有効である。
栄養-栄養素

ビタミンCの補給を忘れてはならない

人類は、約6300万年前にGULO(L-グロノラクトンオキシダーゼ)の活性を失ったため、体外からのビタミンCの摂取が必須となった。その代わり、ビタミンC の不足を補うために、抗酸化能については尿酸を処理する酵素(尿酸オキシダーゼ)の遺伝子変異によって酵素活性を低下させ、尿酸濃度を高めて対処するようになった。
天然物質-植物成分

麻から採れるCBDは優れた抗がん作用を示す

CBDは優れた抗がん作用を示すと共に、健康を増進させるように働く。がんが進行したときにも食欲を増進させ、疼痛があればそれを緩和し、精神的に落ち込んでいればそれを改善させることができる。がん以外では、過度の精神的ストレス、老化の進行、アルツハイマー型認知症などを改善させることができる。
運動-パフォーマンス

今からでも遅くない四足歩行

現代人は、大脳皮質の勢力に比べて、脳幹、小脳、辺縁系の勢力が弱いため、大脳皮質が暴走しやすい。これを改めるためには、脳幹、小脳、辺縁系を鍛える必要があり、その有効な方法は四足歩行の機会を増やすことである。併せて、普段使わない筋肉群が使われるため運動機能が向上する。
疾患-予防医学

健康体を作るのは莫大な種類の土壌細菌たちである

良質かつ莫大な種類の細菌が居るのは、生物多様性の高い森林の土壌中である。子どもの頃に森林の土壌細菌を取り込むと、それが腸内細菌として登録され、定着し、その後は食べた植物質を餌として繫栄し、健全な心身を作ってくれる。
人体のメカニズム

生命信号を浴びると心身の機能が高まる

筑波研究学園都市は、理想的な研究環境を徹底的に追及して造成された計画都市であったが、特に1977~1988年に自殺者が相次ぎ、それは筑波病と呼ばれるようになった。その原因は、人工環境による生命信号の欠乏であった。
栄養-栄養素

学校給食に牛乳が出されるのは子ども達の為ではない

牛乳を多く飲むことの健康リスクは言わずとも知られていることであるが、学校給食において牛乳を飲むことが事実上強制されているのは、農林水産省が先導する牛乳の需要拡大施策による結果であり、子どもたちのことを考えた結果ではない。
心理-精神

現代の住環境が高ストレスを生み病人を作る

現代の市街地の景観を眺めるだけで前頭前野の血液還流量が必要以上に増加し、これは精神的ストレスが高まったことを意味している。個人的に出来る対策は、植物を身の周りにいっぱい置き、森林の環境を再現することである。
天然物質-植物成分

ケルセチンは非常に強力な抗がん作用を示す

ケルセチンの抗がん作用は非常に強力であるあため、世界有数の研究機関において研究が進んでおり、様々な抗がん機序が報告されている。ケルセチンはサプリメントとして何種類かが販売されているが、通常は捨てられるタマネギの外皮に極めて高濃度に含まれているため、それを自宅で粉にして摂取する方法もお勧めである。