栄養-栄養素

ビタミンEのうちトコトリエノールは優れた抗がん作用を示す

ビタミンEは、4種類のトコフェロールと4種類のトコトリエノールの総称である。このうち、トコトリエノールには抗がん作用など、非常に優れた効能が多く確認される。トコトリエノールは、ごく限られた植物に微量に存在するのみであり、お勧めは、玄米食と、小麦胚芽を摂取することである。
がん-癌

子宮頸がんの原因はHPVなどではない

HPVに感染しても、99.85%の人は子宮頸がんに罹らない。残りの0.15%の人はHPVの犠牲になると捉えることも出来るが、この数値を見て、子宮頸がんの原因がHPV感染だと言えるのか? では、なぜ99.85%の人が大丈夫なのか? その99.85%の人がやっている事こそが、子宮頸がん予防法なのではないのか?
五感

緑内障の改善や予防に役立つ天然物質

現代の日本人に増えているのが原発開放隅角緑内障で、中でも眼圧が正常範囲内である正常眼圧緑内障が大部分を占めている。そのような日本人の緑内障対策としてベスト3を挙げるならば、それは「イチョウ葉エキス」「ゴジベリー」「クルクミン」である。
抗老化-アンチエイジング

酸素制限は健康寿命を延長する

酸素は、健康維持増進のために多く吸うことが良いと思っている人が多いことであろう。しかし実際には逆であって、標高5,000m相当する酸素濃度11%では、マウスの寿命が約50%延長することが確認されている。そして、運動するのならば〝有酸素運動〟ではなく〝低酸素運動〟が良い。
栄養-栄養素

糖尿病はマグネシウム補給で予防および治療ができる

マグネシウムが不足した場合、膵臓β細胞では充分のATPが産生できなくなり、結果としてインスリン分泌不足が生じる。肝臓では、インスリン抵抗性が生じたり、糖濃度が正しく検出できなかったり、高血糖になった時にグリコーゲンへの変換ができなかったり、糖新生にブレーキが掛からなくなったりする。
脳-能力

スマートフォンによる読書で読解力を高める方法

全く同じ文章を、スマートフォンで読むのと、紙媒体で読むのとでは、前者の方が頭に入り難い。スマートフォンにて読書を始めると、額の周りの脳活動が過剰になる。一方、紙媒体で読書をしている最中は、時々、ため息をつく。これによって、前頭葉の過剰反応が抑止されていると考えられる。
抗老化-アンチエイジング

血管年齢が高まる原因は石灰化と異常な線維化である

血管年齢が高まる原因は、石灰化と異常な線維化である。そして、その大本の原因は、血管壁内に蓄積した老化平滑筋細胞にある。対策は、老化血管平滑筋細胞を除去することと、石灰化の本体であるヒドロキシアパタイトを生じさせないことであり、その具体的な方法について述べている。
抗老化-アンチエイジング

アルギニンは大腸内のポリアミンの原料である

口から放り込んだアルギニンや、タンパク質が消化されて生じたアルギニンは、その殆どは小腸で吸収されてしまうため大腸まで届かない。大腸にてアルギニンを生じさせ、大腸にてポリアミンを得ようとするのなら、例えばオカラに多く含まれる難消化性ペプチドを摂取することである。
栄養-栄養素

スイカを1/7食べればシトルリン800mgが摂れる

アルギニンを補うことは有効であるが、アルギナーゼによって5~8割が分解されてしまう。しかし、シトルリンは分解されずに末梢組織に到達し、末梢組織中のアルギニン濃度を高めることが出来る。特に、循環器系に問題を抱えている場合や、スポーツ選手などでは効果が著しい。
tomomiの記事

『③ハッピーがん闘病記』~なぜ、清水マスターが命の恩人か?~

前回の記事を書いた後に体調を崩すことになってしまった理由をお話します。それは、記事を書くために、当時の実際の状況を想起して、文字として醸し出していました。当時にはサラッと受け流せていた感情が、文字にて表現を始めると「私は医師から、こんなにも酷い言葉を浴びせられていたのだ!」と気づく機会になってしまったのです。
抗老化-アンチエイジング

NAD+を浪費するPARPの出番を減らす方法

老化に伴ってNAD+ の消費量が増える原因の一つは、PARPの出番が増えるからである。対策としては、DNA一本鎖切断が起こらないように、活性酸素種の増加や慢性炎症を防ぐことが先決である。
抗老化-アンチエイジング

もう一つのNAD+前駆物質であるニコチンアミド・リボシド(NR)について

細胞内のNAD+を高める有効な方法として、NAD+の前駆物質であるNMNを補給する方法と、NMNの前駆物質であるニコチンアミド・リボシド(NR)やニコチンアミド(NAM)を補給する方法が主流である。結論的には、これらの物質は腸管壁、腸内細菌、血液中、肝臓内、組織の細胞内にて相互に変換されていく。
人体のメカニズム

老化によって減少するNAD+とニコチンアミドやNMNとの関係

NAD+は全ての真核生物で用いられている電子伝達体であり、多くは、様々な脱水素酵素の補酵素として働いている。これはATP産生においても非常に重要な枠割を担っているため、その減少は老化を促進することになる。対策としてニコチンアミドを摂取すれば、直接的に各組織へと運ばれ、NMNを経てNAD+に変換されて抗老化作用を示すことになる。
サプリメント

TVでは未だに報道が避けられる新型コロナ特効成分のEGCG

EGCG(エピガロカテキン-3-ガレート)は、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質と宿主細胞のACE2受容体との相互作用の阻害、ウイルスが作り出すメインプロテイン(Mpro)の阻害、ウイルスのRNAポリメラーゼであるRdRpの阻害、その他多くの作用機序によって、感染症を阻止する。
抗老化-アンチエイジング

老化の原因と対策 ~概略編~

老化の原因と、老化を防ぐための対策を、一つの図(表)にまとめた。赤色の文字だけを目で追ってもらえば、それが少なくとも現時点における抗老化対策の全てとなる。個々の詳細については、別の記事として紹介する。
熱-光-電場-磁場

赤い光は修復開始の合図である

赤い光は一日の終わりを告げると共に、細胞レベルでの修復作業を開始する信号として使われている。また、赤色光と近赤外光の光子が、光受容体であるシトクロムcオキシダーゼ(電子伝達系の複合体Ⅳ)に当たると、ミトコンドリアにおける酸素利用能が高まるため、ATPの産生量が増加する。