骨に必要なのは硬さではなく、しなやかさと弾力

昨年の12月は、清水所長の「カルシウムシリーズ」がとてもわかりやすかったですね。本当に重要なテーマだと思うので、今回は私自身の体験談もお伝えしたいと思います。

私自身、まさに「牛乳神話」の犠牲者でした。子どもの頃から冷蔵庫には常に牛乳がありましたし、給食でも毎日飲んでいました。それに牛乳も乳製品のスイーツも大好きで、大人になってからもよく口にしていました。

ところが、ヒトで異所性石灰化が起こる主な原因にもあるように、私は徐々に身体の中で石灰化が起こっていたのでしょう。40歳を過ぎた頃、肩の関節周囲に石灰が沈着し、真夜中に突然の激痛で目を覚ましました。腕を引きちぎられるかのような痛みで、すぐに救急車を呼び、痛みに弱い私は泣きながら注射を打ってもらいました。

その後、腕はまったく上がらなくなり、1年近くリハビリに通うことに。診断は「石灰沈着性腱板炎」。「なぜ?」という問いには、「年齢的なものですね」としか説明されませんでした。

その時は、まさか牛乳が原因だなんて思いもしませんでした。(もちろん牛乳だけが原因ではないと思います。運動不足でもありますので・・)

でも、私と同じように思っている方は、本当に多いのではないでしょうか。

知らないということは、本当にこわいことだと感じます。

そして、知ったとしても「牛乳神話」「カルシウム神話」は、今もなお多くの人の中に根強く残っていて、本当に理解している人は少ないのかもしれません。

「カルシウム神話」の歴史

カルシウムは昔も今も細胞にとって非常に危険な元素

これらにもあるように、骨の成長に不可欠なマグネシウム、カリウム、ビタミンD、タンパク質などの重要性はほとんど語られず、「骨=カルシウム」という単純化が、国民の常識として固定化していったのですね。

きっとそれは、骨がとても重要であることを、私たちが本能的にわかっているからこそ陥ってしまった現象なのだと思います。ならば、この「骨=カルシウム」という固定概念を180度変えるには?を、考えてみました。

「骨=カルシウム」というイメージには、「骨は硬いほうが良い」という印象があります。けれど、私たちの「体」という漢字は、もともと旧字体で「體」と書き、「骨が豊かである」ことを意味しています。骨が豊かであるとは、ただ硬ければいい、ということではなく、

血流が巡り、筋肉が動き、栄養が正しく届いている状態。「骨はカルシウムの塊ではない」ということ。マグネシウムなどのミネラル、カリウム、ビタミンD、タンパク質、血流と筋肉の働きによって育つ、生きた組織なのですね。

何を食べ、どう動き、どんな姿勢、思考や感情で生きているかが、骨を通して体全体に刻まれていくのだと思います。そして筋肉と骨格は毎日の積み重ね。毎日負荷をかけることによって、「豊かな體」の器が広がっていく。

骨も新しく生まれ変わりますので(代謝サイクルは3~5年)骨の使い方を体に覚えさせて、骨のアンチエイジングをしていきましょう。それにはマグネシウムの重要性を今一度知る必要があるでしょう。充分量のマグネシウムは「カルシウムの害」から体を守る

そして、意識も変えてしまいましょう。

「骨が硬いと、逆に折れやすい」という話を、ホースを例に聞いたことはありますか?

新品でしなやかなホースは、曲げても折れません。けれど、古くなって硬くなったホースは、少し曲げただけでパキッと折れてしまいます。骨に必要なのは、硬さではなく、しなやかさと弾力。硬すぎるものほど、実は折れやすい。これは人生においても同じかもしれませんね(^_^;)

頑固に生きるよりも、しなやかさを持って生きるほうが、結果的に豊かな人生を送れる気がします。また骨折が治るのは、約3ヶ月。人も挫折を経験して強くなるのだなと思いますよ!まさに、骨は人生を語るのだなと感じます。そう考えると、骨には未知なる力が秘められていると感じずにはいられません。

 
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