飲食の在り方や、消化・吸収に関連した内容を扱うカテゴリです。
五感 食と心 ~食べ方編~
こんにちは♪高橋美保子です。いつもお読みいただきありがとうございます。 今年も皆さまが、さらに心も身体も健康で若返るための発信をしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。 私は、心身ともに健康で生きていくにあたって、細胞の視点から見ても「食と心」がとても大事だと感じています。...
飲食-消化吸収 食事時の飲水→胃内容物の希釈→食物アレルギー
そもそも、餌場と水飲み場は離れていることが多い。従って、食べているときには飲水しないことが、陸上動物における消化器官の動作の前提になっている。ところが現代の日本人の何割かは、動物界の常識を覆し、食卓に食べ物と水の両方を置き、それらを同時に胃袋に入れてしまうという、動物の長い歴史において禁断とされていた行為を平気でするようになってしまった。
飲食-消化吸収 炭酸水(二酸化炭素水溶液)の効果は?
二酸化炭素水溶液(即ち「炭酸水」)の生理的効果は、経皮的な投与では皮膚血流量の増加が見られるが、経口的な投与では影響は殆ど無い。もし、体内の二酸化炭素濃度を少し高めたいという希望があるのなら、息を少し止めるだけで目標を達成することが可能になう。
飲食-消化吸収 重曹水を口から放り込むとどんなことになるのか
重曹水を飲むと、胃内のpHが思ったように下がらないため、胃の壁細胞はプロトンポンプをフル稼働させ、プロトンの放出量を増やさなければならなくなる。その場合、重曹水が何かの役に立つのかと言えば、胃が頑張って放出したプロトンによって直ぐに二酸化炭素と水に変えられてしまうため、何の役にも立たない。
飲食-消化吸収 600mLを飲んだ時に胃からの排出速度が最も速くなる
胃は、〝一時貯蔵〟の役割も担っている臓器である。口から飲むタイミングを「こまめ」にしなくても、胃の出口である幽門が、一度に沢山飲んだ水を「こまめ」に小腸に送ってくれる。だからこそ理想は、1日に数回、一度に350~500mL程度を飲むのが良い。
生命-進化 ヒトは腐った肉をも食べる能力を秘めている
ヒトの胃液が強酸であることを当たり前のように思っているかも知れないが、決して当たり前ではない。ヒトは昔、動物の肉を大いに食べてきたが、冷蔵庫が無いため短時間で腐敗が進んだ。そこで、腐肉食動物のハイエナのように、胃の内部を強酸に保つ能力を獲得することによって、腐敗した肉をも食べられるように進化した。
飲食-消化吸収 乳糖不耐症?「症」とはいったい何事だ!!
「症」は、病気の性質や状態を指す語である。しかし、乳糖を分解できないのは病気ではない。逆に、離乳期を過ぎたのに乳糖を分解できることのほうが、病気なのである。成人になっても問題無く牛乳が飲める場合、それは遺伝子変異の結果であり、ラクターゼ活性持続症と呼ばれる。(「症」の文字を使いたくない場合はラクターゼ持続性と呼ばれる)
飲食-消化吸収 食べてすぐ寝ても牛にはならない ~胃食道逆流症の真実~
日常的に和食を食べている人が「胸焼けがする」という例は殆ど無い。下部食道括約筋の弛緩は、特に消化管ホルモンのコレシストキニンによって促される。コレシストキニンの分泌は、ペプチド、アミノ酸、脂肪酸、アルコールによって促される(高タンパク質+高脂質+アルコールの組み合わせが最悪となる)。
飲食-消化吸収 物を飲み込む時には顎を引くのが基本
遥か昔から、物を食べたり飲み込んだりする場合、頭部(頸部)は、やや前屈(うつむき加減)であるのが普通であった。そのため、やや前屈である場合に最も飲み込み易い喉の構造になった。逆に、深呼吸するときのように頸部を後屈すると、気道の方が広く確保されることになった。それは即ち、飲み込んだものが気道のほうへと誤嚥されやすくなることを意味する。
飲食-消化吸収 飲んだ水は重力に逆らってでも胃に向かう
食道の蠕動運動は、基本的には食道壁に埋め込まれた内在神経によってコントロールされている。そのため、食道自体が脳を持っているイメージである。もし、食道が単なる肉のホースであれば、キリンは水を飲むことが出来ない。食道は、それ自体が高度な神経系を持った、超高性能な自律器官なのである。
飲食-消化吸収 不足の可能性があるのは酵素ではなく補因子のほうです!!
補因子の多くはビタミンであったりミネラル(金属イオン)であったりする。それは即ち、多くの人が日常的に不足させている栄養素である。従って、「酵素が不足している」のではなく、酵素が働くために必要な「補因子が不足している」のである。だからこそ、酵素を補おうとするのではなく、ビタミンやミネラルを補給すれば良いのである。
飲食-消化吸収 消化酵素の全貌 ~「酵素商売」に騙されないためにも
〝酵素〟は細胞が必要に応じて作り出すものであり、間違っても体外から補うものではない。ヒトの場合、体内に存在する酵素は代謝酵素と消化酵素に分けることができるが、消化酵素が占める割合は2~4割ほどであり、沢山食べた時ほど増産されることになる。消化酵素の種類や量は、動物の進化の過程において、食べてきた物の種類に適応するように変化してきた。
生命-進化 消化管の中はまだ体の外である
多くの人は、口から物を飲み込んだ時点で、その物が体内に入ったと錯覚している。しかし、消化管内は外部と直接つながっており、基本的には外部であるため、その物はまだ体内には入っていない。食べた物が消化管の中をゆっくりと流れる間に、ヒトの体は必要なものだけを拾い上げる作業をする。逆に、不必要なものは拾い上げないようにする。
飲食-消化吸収 ガムではなく硬い木を噛むと認知機能が高まる
ガム咀嚼前後では有意な変化は見られなかったが、硬い木の棒咀嚼前後では、咀嚼後の脳内グルタチオン濃度が統計学的に有意に増加した。結局、軟らかい物を頑張って噛んで咀嚼回数を増やしても、認知機能に対してはあまり大きな効果は無い。一方、硬いものを休み休み5分間噛んだだけでも認知機能が高まるのである。
飲食-消化吸収 「こまめに水分補給を!」が熱中症を増やしている
現代では「こまめに水分補給をしましょう」と言われて実行するため、体は水分排泄能力を高めている。それは即ち、保水能力を低下させていることになる。過半数の人は水分補給のために「水」または「お茶」を選んでいるため、塩分(電解質(ミネラル))不足によって低張性脱水が起こりやすくなっている。
飲食-消化吸収 その脂がカイロミクロンになって毛細血管の血流を邪魔する
摂取した脂は、最終的にはリポタンパク質の膜に被われたカイロミクロンとなってリンパ管経由で左鎖骨下静脈に注ぎ込まれる。カイロミクロンが全身の毛細血管に到達したとき、その数が多いと赤血球の流れや種々の物質交換に支障を来すようになる。