疾患-予防医学のカテゴリー

天然物質-植物成分

ネトル(セイヨウイラクサ)はファイトケミカルの宝庫

ネトル(セイヨウイラクサ)はファイトケミカルの宝庫であり、ケルセチン、EGCG、カテキン、アピゲニン、ルテオリン、ゲニステイン、ナリンゲニン、ルチンなど、優れた作用を発揮するフラボノイドが多種類かつ高濃度に含まれている。まさしく万能であるが、花粉症に対しても優れた効果が発揮される。
天然物質-植物成分

花粉症対策にはメチル化カテキンを含む茶が良い

メチル化カテキン(EGCG3"Me)のほうが高い抗アレルギー活性を示す。それは、体内への吸収率が高いことが理由であるとされている。花粉飛散が始まる前からの「べにふうき」の「長期飲用」をすると、その抗アレルギー効果が一層高まる。
疾患-予防医学

霜降り心臓は不整脈や心不全の大きな原因

心筋層に陥入した脂肪組織は、伝導経路を迂回させたり、miRNA、サイトカイン、アディポカインを放出したり、電気的な干渉をすることによって、刺激伝導系を乱す。その結果、期外収縮などの不整脈が起こりやすくなり、ひいては心房細動や心室細胞などの致命的な現象を生じることになる。
天然物質-植物成分

ミトコンドリアを標的にした腎機能改善作戦

急性腎障害(AKI)から慢性腎臓病(CKD)への進行には、ミトコンドリアの機能障害が大きく関わっている。また、他を原因とする慢性腎臓病の場合も、ミトコンドリアの機能障害によって進行が速まると考えれられる。従って、ミトコンドリアの機能を高めることによって腎機能の改善が見込まれる。
疾患-予防医学

腎臓を壊さないための心得 – ベスト7-

腎臓を壊さないためには、 糖尿病に罹らない、慢性糸球体腎炎に罹らない、腎硬化症に罹らない等のことが重要である。そのためには、<1> マグネシウム不足にならない、<2> 単糖類や二糖類の過剰摂取を避ける、<3> 飽和脂肪の過剰摂取を避ける、<4> 共生微生物叢を健全にする、等をはじめとした7項目を挙げておく。
疾患-予防医学

指定難病のIgA腎症も腸内細菌叢が大きく関わっている

IgA腎症とは、腎臓の糸球体に免疫グロブリンA(IgA)が沈着して炎症を起こす慢性糸球体腎炎である。口蓋扁桃で異常なIgAが増産されることが引き金になると考えられており、治療のために口蓋扁桃の摘出が行われる。併せて、ステロイドパルス療法が行われる。しかし、腸内細菌叢が大きく関係しているという事実が明らかにされつつある。
疾患-予防医学

LDLコレステロールを悪玉扱いすると早死にする

LDLコレステロールの最適値は140mg/dL前後である。日本の医療業界は、動脈硬化の本当の原因を知らないため、LDLコレステロールが多いことが原因だと勘違いし、これを「悪玉」と呼ぶようになった。そして、その被害者は国民である。
疾患-予防医学

歯周病の最大原因はマグネシウム不足である

歯周病の最大原因はマグネシウムや亜鉛の不足である。歯周病を防ぐにはマグネシウムの水溶液を口に含むことであり、歯周病が進行している場合はマグネシウムに加えて亜鉛錠を口に含むことである。その他、不健康な食事や炭水化物の過剰摂取を避けると共に、精神的ストレスを減らすことである。
人体のメカニズム

歯の健康維持は象牙細管の存在を意識することから始まる

エナメル質は、象牙細管を通じて運ばれてくる組織液によって栄養され、虫歯菌をも寄せ付けない仕組みになっている。組織液の組成が不健全であれば、象牙質も不健全、エナメル質も不健全になる。虫歯の一因はこれである。セメント質もまた、象牙細管を通じて滲出してくる組織液によって健全性が保たれている。
がん-癌

キノコの細胞壁を構成するβ-グルカンの抗がん作用など

キノコの細胞壁成分であるβ-グルカンは、NK細胞をはじめとした免疫系の強化や、がんの予防/治療において優れた効果を示すことや、抗炎症作用、抗糖尿病作用など、健康の維持増進にとって大変優れた効果を示す。
人体のメカニズム

〝免疫力〟って何? 高めればよい?

〝免疫力を高める〟とは、NK細胞の数と能力を増強することである。NK細胞が増える最大の条件は、アグレッシブな生活を送ることである。即ち、楽しみながら、積極的に、精力的に、意欲的に、果敢に、攻めながら生きることである。その他には、よく笑う、理想的な食事をする、適度に日光を浴びる、フィトンチッドを吸い込む、自然界の音を浴びる、規則正しい生活をする、老化を避けることなどである。
疾患-予防医学

痛風のリスク要因とリスク低下の方法

痛風の予防に有効なものは、サクランボ、またはサクランボジュース、セロリ、またはセロリの種、ショウガ、ターメリック、クエン酸カリウム(レモンジュース)、アップルサイダービネガー、カリウム高含有食品、多めの水、マグネシウム、ブロメライン、ビタミンC、ω3系脂肪酸である。
五感

緑内障の改善や予防に役立つ天然物質

現代の日本人に増えているのが原発開放隅角緑内障で、中でも眼圧が正常範囲内である正常眼圧緑内障が大部分を占めている。そのような日本人の緑内障対策としてベスト3を挙げるならば、それは「イチョウ葉エキス」「ゴジベリー」「クルクミン」である。
栄養-栄養素

糖尿病はマグネシウム補給で予防および治療ができる

マグネシウムが不足した場合、膵臓β細胞では充分のATPが産生できなくなり、結果としてインスリン分泌不足が生じる。肝臓では、インスリン抵抗性が生じたり、糖濃度が正しく検出できなかったり、高血糖になった時にグリコーゲンへの変換ができなかったり、糖新生にブレーキが掛からなくなったりする。
人体のメカニズム

「こまめに水分補給を!」が熱中症を増やしている

現代では「こまめに水分補給をしましょう」と言われて実行するため、体は水分排泄能力を高めている。それは即ち、保水能力を低下させていることになる。過半数の人は水分補給のために「水」または「お茶」を選んでいるため、塩分(電解質(ミネラル))不足によって低張性脱水が起こりやすくなっている。
疾患-予防医学

眠らない街が現代病を連れてきた

「そのようなことが病気の原因だったのか…」というものの筆頭が、睡眠不足や概日リズムの乱れである。深い眠りである徐波睡眠によって、ヘルパーT細胞のうちのTh1の産生が促進され、逆に、深い眠りにつけない場合はTh2の産生が促され、アレルギーや自己免疫疾患の原因となる。
この記事をシェアする([コピー]はタイトルとURLのコピーになります)
タイトルとURLをコピーしました