天然物質-植物成分のカテゴリー

栄養-栄養素

エビの殻にはアスタキサンチンも多い

エビは、自分でアスタキサンチンを作り出せないため、アスタキサンチンを持っている藻類を食べて、光が最も当たりやすい殻にそれを蓄積させ、活性酸素種から身を守っている。同じようにヒトは、自分でアスタキサンチンを作り出せないため、アスタキサンチンを持っているエビを殻ごと食べて、活性酸素種から身を守る。
天然物質-植物成分

消化しないもの(リグニン)を通すことも大切

リグニンをまともに分解できるのは白色腐朽菌だけであり、各種の腸内細菌をもってしても完璧には分解できない。分解されないからこそ、リグニンは腸管内で胆汁酸を吸着して排泄させ、コレステロール値を低下させたり、複数の機序によって潰瘍性大腸炎を解消に向かわせる。
天然物質-植物成分

「フルボ酸」って何? ~その2:その中身と有効性~

「フルボ酸」というのは単一の物質ではなく、極めて多種類の多価有機酸の混合物であり、しかも、採取した場所が異なったり、製造方法が異なったり、作る人の力の入れようが異なったり、それを分析する方法も難しかったりする。そのため、「フルボ酸は有効ですか?」という命題に対する答えは極めて難しくなる。
生命-進化

「フルボ酸」って何? ~その1:原材料になるリグニンの誕生~

「フルボ酸」は単一の物質ではなくて、特定の条件にて人為的に処理していくことによって得られる、非常に沢山の物質が混合した状態のものである。フルボ酸の形成に関わっている主となる物質は、植物の特に木部に多く含まれているリグニンである。まずは、リグニンについて基礎的知識を得ておくことにする。
天然物質-植物成分

ミトコンドリアを標的にした腎機能改善作戦

急性腎障害(AKI)から慢性腎臓病(CKD)への進行には、ミトコンドリアの機能障害が大きく関わっている。また、他を原因とする慢性腎臓病の場合も、ミトコンドリアの機能障害によって進行が速まると考えれられる。従って、ミトコンドリアの機能を高めることによって腎機能の改善が見込まれる。
天然物質-植物成分

ケルセチンはドクダミ茶からも摂れる

ドクダミ茶に含まれる成分のうち、最も注目すべきなのがケルセチンである。また、その配糖体がケルシトリンであるが、これは体内にて糖分子が外れ、ケルセチンとして効果を発揮する。ドクダミの特有の臭気成分は、加熱や乾燥によって揮発または酸化して失われるため、その後は臭わなくなる。
天然物質-植物成分

シイタケエキスがカルバミル化を減少させる

椎茸エキスを2%含む溶液は、一度カルバミル化したコラーゲン線維を脱カルバミル化することが判った。そこで、その椎茸エキスを含む溶液を肌に塗り続け、56日後にキュートメーターにて判定すると、肌の弛みが優位に改善され、張りや滑らかさが向上していた。
天然物質-植物成分

身近な万能薬であるヨモギを活用しましょう!

ヨモギは多年草であるため、冬場でも採取できる。お正月の餅に入れたり、お風呂に入れて保温効果を高めると共に、数々の生理的効果を得ることが出来る。どの成分がどのように効くのかという視点ではなく、それらの総体が絶妙に作用するのだと捉えるべきである。
人体のメカニズム

体内の遠赤外線ヒーターを増やす方法

ミトコンドリアは体内の遠赤外線ヒーターである。その遠赤外線ヒーターを増やすには、ほぼ全身的に分布している白色脂肪細胞をベージュ脂肪細胞へと変化させることである。そのためには、寒冷刺激や運動の他に、クルクミンとL-テアニンの摂取がお勧めである。
生命-進化

ヒトの進化から見たアラントインの必要性

アラントインには、 創傷治癒を早める効果、 皮膚や粘膜を保護する効果、 炎症やアレルギーを抑える効果、エストロゲン様作用、などが認められるが、これは人類が尿酸からアラントインへの変換能力を失ってしまったため、敢えて補給してやることによって本来の能力を取り戻す結果だと考えられる。
五感

緑内障の改善や予防に役立つ天然物質

現代の日本人に増えているのが原発開放隅角緑内障で、中でも眼圧が正常範囲内である正常眼圧緑内障が大部分を占めている。そのような日本人の緑内障対策としてベスト3を挙げるならば、それは「イチョウ葉エキス」「ゴジベリー」「クルクミン」である。
天然物質-植物成分

優れた抗がん作用を示すファイトケミカルの一覧

優れた抗がん作用を示すファイトケミカルを一挙公開します。特に有効性が高く、すぐにでも一定量以上を得ることが必要なものについては、赤文字にて推奨度の高いことを明示しました。PDF版を印刷して台所に掲示するなどして、抗がん食作成の参考にしていただければと思います。
天然物質-植物成分

膝の痛みや変形性膝関節症に有効なファイトケミカル

膝の痛み、変形性関節症は、軟骨細胞のオートファジー機能が低下しており、アポトーシスが亢進している。そのため、軟骨細胞のオートファジー機能を高めるファイトケミカルであるクルクミン、ヒドロキシチロソール、レスベラトロールなどが有効である。
天然物質-植物成分

クルクミンから生じるテトラヒドロクルクミンの抗がん作用

カレーが黄色である最大の理由はクルクミンが含まれているからである。クルクミンの何割かは小腸にて吸収されて代謝され、残りの多くは大腸の腸内細菌によって代謝され、抗がん作用の強いテトラヒドロクルクミンへと変化する。テトラヒドロクルクミンは非常に多彩な複数の機序によって抗がん作用を示す。
天然物質-植物成分

万能とも言えるアピゲニンをタンポポコーヒーで摂ってみませんか

タンポポの根にはアピゲニンの配糖体であるアピゲトリンが多く含まれており、それは腸内細菌によって糖が外され、アピゲニンへと変化する。アピゲニンの作用は多彩であり、抗老化、抗がん、抗アレルギー、抗炎症、抗酸化、抗ウイルス、抗菌、抗糖尿病、血圧低下などの作用が見られる。
心理-精神

虫にかじられない植物には人を癒す力は無い

虫にかじられた植物は青葉アルデヒドを発散し、近隣の植物はそれを受容することによって数秒後には防御態勢に入る。青葉アルデヒドは植物にとっては情報伝達物質として機能し、ヒトに対しては癒しを与えると共に心身の諸機能を向上させる。