万能とも言えるアピゲニンをタンポポコーヒーで摂ってみませんか

タンポポコーヒーに含まれる有効成分の中で最も有効なのがアピゲトリン

『万能とも言えるアピゲニンをタンポポコーヒーで摂ってみませんか』

 タンポポの綿毛が多く見られるようになってきました。夏に向かっていることを感じさせられる光景です。我が家の周辺のタンポポは、その殆どがセイヨウタンポポです。在来種(エゾタンポポ、カントウタンポポ、カンサイタンポポなど)との見分け方は、花びらの下部にあるガク(総苞片(そうほうへん))が下側に反り返っているのがセイヨウタンポポです。比較的過酷な環境でも生育できるため、アスファルトやコンクリート塀のちょっとした隙間に見られるのは殆どがセイヨウタンポポです。
 このセイヨウタンポポは、海外では食用にしたり、タンポポコーヒーの材料として大規模に栽培されています。因みに、中国の種は生薬の蒲公英根(ほこうえいこん)の材料として栽培されています。セイヨウタンポポは、日本では侵略的外来種の一つとして敬遠されているのですが、後述するような非常に優れたものですので、植えもしないのに勝手に生えてきてくれることに感謝したいと思います。そして今日の話題は、そのタンポポの根を利用して作ることが出来るタンポポコーヒーに、アピゲトリン(Apigetrin)という物質が含まれており、これはアピゲニンの配糖体(7-O-グルコシド)であって、摂取後に腸内細菌の作用によって糖が外され、アピゲニンという非常に優れた物質が得られる、ということについてです。

 アピゲニンに関しましては、先にupした『アピゲニンは全身の老化だけでなくUV-Bによる皮膚老化をも抑制する』の記事にて、全身および皮膚の抗老化作用に絞って紹介させていただきました。では、他にどのような作用を示すのかと言いますと、それは図(高画質PDFはこちら)の右端に挙げましたように、抗アレルギー、抗菌、抗がん、抗糖尿病、抗炎症、抗酸化、抗ウイルス、血圧低下、そして既に紹介した抗老化の作用です。
 別の記事にて紹介したケルセチンもそうなのですが、〝フラボン〟という種類の化合物に属する物質には、医薬品では実現できない非常に優れた効能があります。海外の有数の研究機関からは、各種のフラボンに関する莫大な数の研究報告が為されています。そして、アピゲニンだけを採り出して製剤化したサプリメントも、世界中で大変な人気となっています。
 既に、健康に破綻を来している場合は、製剤化したアピゲニンを併せて摂ることが非常に有効な方法となりますが、健常人が平素の健康維持ならびに増進、或いは、抗老化のためにというのであれば、タンポポコーヒー、パセリ、セロリ、ホウレンソウなどを多く摂っていれば、それで事足りるのではないかと思われます。

 「タンポポコーヒー」の場合、多くの種類が製品化されていますので、どのような物なのかを知るために一度購入するのも一つの方法ですが、自分で作る場合の作り方を簡単に紹介しようと思います。webを検索すれば、作り方を公開している人が沢山いらっしゃいますので、色々と見ていただければ結構ですが、ポイントだけ述べておきます。
 セイヨウタンポポの長い根を掘り起こし、適当に洗ってから切り刻みます。次に乾燥させるのですが、急ぐのであれば電子レンジで様子を見ながら加熱すればよいでしょうし、ゆっくりとするのなら天日干しでも結構だと思われます。このまま利用すると「たんぽぽ茶」になりますが、更に焙煎を加えると「タンポポコーヒー」になります。何で焙煎するかは、オーブンを用いる方法と、フライパンなどを用いる方法が一般的です。焦がす程度によって色や風味が変わってきますので、お好みに応じて調節することになります。アピゲニンの熱安定性は340℃あたりまでは大丈夫のようですので、直火を当てなければ大丈夫だと思われます。このままタンポポコーヒーとして用いることもできるでしょうが、粉砕して粉にすれば、食物繊維を含めた全量を得ることが出来ますので、お勧めです。適当なミルか、すり鉢にて粉にしてみましょう。
 以上、身近な場所に生えているセイヨウタンポポを利用してタンポポコーヒーを作り、それによってアピゲニンを摂取し、老化防止、健康増進に役立てましょう、というお話でした。

 
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