天然物質-植物成分のカテゴリー

栄養-栄養素

亜鉛を摂取したつもりでも現場まで届いていない

摂取した亜鉛が吸収されて血中に入ったとしても、それが細胞内に入るためには細胞膜上に存在している亜鉛トランスポーターが働かなければ目的が達せられない。亜鉛トランスポーターの働きはケルセチンやEGCGなどのファイトケミカルによって促進されるため、亜鉛含有量の多い肉を食べても亜鉛の細胞内濃度は高まらない。
天然物質-植物成分

米の命を守る外皮は人の命をも守る

米は、胚芽の中にある卵細胞を守るために、外皮(果皮や種皮)に複数種類の機能性成分を配備している。γ-オリザノール、フェルラ酸、GABA、アラビノキシラン、フィチン酸、イノシトール、アブシシン酸、γ-トコトリエノール、トリシン、モミラクトンBなどが、ヒトの病気を防ぎ、命を守ってくれる。
天然物質-植物成分

麻から採れるCBDは優れた抗がん作用を示す

CBDは優れた抗がん作用を示すと共に、健康を増進させるように働く。がんが進行したときにも食欲を増進させ、疼痛があればそれを緩和し、精神的に落ち込んでいればそれを改善させることができる。がん以外では、過度の精神的ストレス、老化の進行、アルツハイマー型認知症などを改善させることができる。
天然物質-植物成分

ケルセチンは非常に強力な抗がん作用を示す

ケルセチンの抗がん作用は非常に強力であるあため、世界有数の研究機関において研究が進んでおり、様々な抗がん機序が報告されている。ケルセチンはサプリメントとして何種類かが販売されているが、通常は捨てられるタマネギの外皮に極めて高濃度に含まれているため、それを自宅で粉にして摂取する方法もお勧めである。
天然物質-植物成分

ショウガから高濃度の抗がん成分を得る方法

生姜に含まれているギンゲロールは、加熱することによって最も強力な抗がん成分であるショウガオールへと変換されるが、その温度は150℃前後が最も変換効率が高くなる。特に6-shogaolは、どの部位のがんに対しても、複数の機序によって強力な抗がん作用を示す。
天然物質-植物成分

海外で注目を浴びる緑茶の圧倒的な抗ウイルス作用

緑茶に多く含まれるEGCG(エピガロカテキンガレート)は、緑茶を飲んだ時に気道粘膜にも高濃度に配備され、インフルエンザウイルス、新型コロナウイルスなどの感染を強く阻止すると共に、ヒトパピローマウイルス、C型肝炎ウイルスなどの他のウイルスに対しても、その増殖を強く抑制する。
天然物質-植物成分

アピゲニンは全身の老化だけでなくUV-Bによる皮膚老化をも抑制する

CD38という酵素は加齢と共に増加し、細胞内のNADを分解して老化を進める。ホウレンソウやパセリに多く含まれているアピゲニンはCD38を阻害することによって抗老化作用を示すほか、UV-Bによる皮膚老化をも抑制する。
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ニンニクの抗がん成分は摺り潰し後に油中にて少々加熱で生成

ニンニクから抗がん成分を多く得るには、すり潰してから数分間待つことによってアリインをアリシンへと変換させ、その後に、フライパンに油をたっぷりと入れて比較的低温にて、ごく短時間加熱することである。
天然物質-植物成分

抗がん作用は大根を下ろして5分後が最高潮

大根をおろすことによって、細胞質中にあったグルコラファサチンが、細胞の液胞中にあったミロシナーゼと混ざることによって、優れた抗がん作用を示すMTBITCへと変化する。その量は約5分後に最大となり、その後は、抗がん活性が無く、辛くもないTPMTへと変化してしまう。
天然物質-植物成分

アンチエイジングの全貌とポリアミンについて

老化が進んでいる人の体内のポリアミン量が明らかに減少していることが、幾つもの研究によって確認されている。ポリアミンは、身近な食品の中では納豆に多く含まれており、複数の機序によってアンチエイジング効果を期待することが出来る。
天然物質-植物成分

精油成分を吸い込むことも凄く大切

ヒバを代表とする針葉樹に多く含まれているツヨプセンという精油成分は、強い抗がん作用を示す。どの部位のがんにも有効であるが、精油成分を吸い込んだ時に直接的に触れることになる肺のがんに対して重宝である。
栄養-栄養素

野菜は虫に喰われたときに有効成分を増量する

野菜は、虫に喰われたときに有効成分を増量する。そのため、虫に喰われた野菜を食べるほうが、抗がん作用などの生理的効果を多く得ることができる。野菜が作る有効成分は、昆虫やカビなどの他の生物を避けるためのものである。