2024-06

疾患-予防医学

ヘバーデン結節やブシャール結節を防ぐ方法

昔は高齢者の病気であったものが、近年では、特に都市部において中年期からの発症事例が増えている。使い過ぎでもなく、女性ホルモンの減少でもなく、ファストフードに代表される高カロリーかつ不自然な食生活、それに起因する腸内細菌叢の異常、日光を避けすぎることによるビタミンD不足、などが軟骨細胞の死滅を促進している。
人体のメカニズム

真の熱中症対策は、発熱し難い体を作ることである

現代人の多くは季節感の無い人工環境にて生活しているため、夏場において低下するはずの甲状腺ホルモン濃度が高止まりのままである。そのため、暑い時の体熱産生量が低下せず、熱中症リスクを高めている。解決方法は、自然の環境変化をそのまま受け入れて、自然な生活をすることである。
人体のメカニズム

マグネシウム不足で高血圧になるメカニズム

マグネシウムが不足すると、血圧を下げる種々のメカニズムが働かなくなる。マグネシウムがそのままの比率で含まれている粗塩を用いれば「塩」による血圧上昇は起こらないが、マグネシウムを取り除いた精製塩を用いると「塩」による血圧上昇が起こる。
人体のメカニズム

高血圧であることが伝わっていないから高血圧

血圧が高まった時に、その血圧が高いことを検出するセンサーが大動脈弓や頸動脈洞にあるが、そのセンサーは圧受容器であり、原理的には伸展受容器である。そのため、動脈硬化の場合は血圧が高くなっても伸展受容器が進展し難くなるため、血圧上昇にブレーキが掛からなくなる。
運動-健康

高血圧症の解消に運動が有効である理由

跳ね上がった血圧は運動によって低下する仕組みになっている。高血圧症の人で運動習慣が無い場合、動脈圧受容器反射や脳脊髄液の環流による降圧機構が衰えている可能性があるため、頭部に上下動が加わるような運動、即ち、縄跳びやジョギングが有効となる。
健康-医薬品

抗酒薬のジスルフィラムは、がん幹細胞に対して抗がん作用を示す

ジスルフィラムは、がん幹細胞にて高発現しているALDH(アルデヒド脱水素酵素)を阻害するだけでなく、複数の機序によって抗がん作用を示す。特に、過去に抗がん剤治療を受けた人の場合、体内に残存しているかもしれないがん幹細胞への対策として功を奏すると考えられる。
がん-癌

がん幹細胞は生き残るためにALDHを高発現する

幹細胞は、細胞内に増えてきた活性酸素種や、それによって増えてきた過酸化脂質に由来する活性アルデヒドを消去するため、アルデヒド脱水素酵素(ALDH)を高発現するようになる。ただし、通常の幹細胞の状態では限度があるため、その限度を超えてALDHを高発現させるために〝がん幹細胞〟へと変化することになる。
栄養-栄養素

その食事に何が足りないのかを何時も考えるようにしよう

子どもたちの食事において、美味しそうなものを何気なく食べさせていたのでは、不足したり過剰になったりする栄養成分が何種類もあり、それによって現代の子どもたちに各種の健康トラブルを発生させている。表面的には判りにくいことも多いが、実態をよく把握して食育に更なる力を入れるべきであろう。
脳-能力

脳は思い通りに発達させることが出来る

幼児期から思春期にかけては、様々な刺激や経験に応じて必要なシナプスが強化されると共に、不必要なシナプスが除去されていく。成人期において、IQスコアの高い脳は、皮質の第2層と第3層が厚く、ニューロンの細胞体が大きく、複雑な樹状突起を持ち、素早く活動電位(AP)を高めることが出来る。
tomomiの記事

《新規投稿者のご紹介;松島友美の自己紹介》

新規投稿者のご紹介と、松島友美の自己紹介です。 ここからが、がんを克服した物語のスタートです。皆様にお伝えしたい大切なことが沢山あります。
脳-能力

子どもたちよ、野生に帰れ!!

子どもの頃に野生に戻るような生活をすると、魚を貰うのではなく、釣り方を教えてもらうのでもなく、どうやったら釣れるのかが解るようになる。魚を釣るという高度な課題を解決する度に、脳は更に高度に発達していく。魚に含まれるDHAや、大自然での活動はBDNFを増やし、脳の更なる発達を促す。
脳-能力

運動と音楽で脳由来神経栄養因子(BDNF)を増やそう

一生懸命に勉強しているのに成果が出ないという場合、脳内のBDNF(脳由来神経栄養因子)を増やす必要がある。BDNFを増やすための有効な方法は、運動、音楽、楽器演奏である。これによってBDNFが増えた脳は、学習成果が大幅に伸びることになる。
脳-能力

おカネで買えない大切なもの

子どもが大人になった時に鮮明に思い出すのは、お母さんや、お父さんが、直接何かをしてくれた時の事である。その経験は、社会性や理性を担当している前頭前野のニューロンのシナプスを大いに強化することになる。カネで買ったものを与えた場合、同様のことは期待できなくなる。
人体のメカニズム

腰椎の回旋限界角度は非常に小さいことに注意しましょう

腰椎(L1~L5)の合計回転可能角度およそ15度である。これを無理に超えようとすると、椎骨の背側にある椎弓を骨折させ、腰椎分離症を患うことになる。 昔の日本人は腰を痛めないように、太くて頑丈な帯と伸縮性の無い着物によって、腰椎の過回旋を防いでいた。