2025-07

生命-進化

消化管の中はまだ体の外である

多くの人は、口から物を飲み込んだ時点で、その物が体内に入ったと錯覚している。しかし、消化管内は外部と直接つながっており、基本的には外部であるため、その物はまだ体内には入っていない。食べた物が消化管の中をゆっくりと流れる間に、ヒトの体は必要なものだけを拾い上げる作業をする。逆に、不必要なものは拾い上げないようにする。
五感

食欲を抑えたければ青色のメガネをかければ良い

ヒトは、熟した果実や、健康な哺乳類の新鮮な肉が大好物であり、それらが発する赤色を見ることによって食欲が高まる仕組みになっている。食欲を抑えたいのであれば、赤いものが赤く見えないようにすればよい。最も手軽な方法は、青色のメガネをかけることである。もし、他人に迷惑がかからないのであれば、照明も青色に変更すればよい。そうすることで、食べる気がしなくなる。
天然物質-植物成分

肥満を防ぐためのファイトケミカル

抗肥満作用を示すファイトケミカルの作用機序としては、食欲の抑制、炭水化物と脂質の吸収減少、脂質代謝の調節、熱発生の促進、脂肪生成の阻害、肥満誘発性炎症の抑制、腸内細菌叢の調節、を挙げることが出来る。該当するファイトケミカルの具体例は、本文中および図中に示したものである。
天然物質-植物成分

霊芝の効能に関する最新のレポート

霊芝の歴史は古く、中国では後漢の時代(25~220)にまとめられた『神農本草経』では「上品」に分類され、延命の霊薬(不老不死の薬)として珍重されてきた。不溶性繊維も含め、霊芝の全ての恩恵を受けようと思うのなら、全体を粉にして、そのまま飲食するのが最も効果的である。
天然物質-植物成分

1グラム5千円以上する天然冬虫夏草の効能は…

名前の由来は、冬の間に虫に寄生して菌糸を伸ばし、夏には草のようなキノコを形成するため。狭義の冬虫夏草はシネンシス・トウチュウカソウであるが、宿主であるオオコウモリガ(の幼虫)はチベットにしかいない。しかし、同じように昆虫(含、幼虫)に寄生する糸状菌の種類は数百種類程度が確認されており、その全ての〝昆虫と糸状菌の複合体〟を、日本では広義の冬虫夏草として扱うこともある。
天然物質-植物成分

蝉の抜け殻を見つけたら食べてしまおう

蝉の抜け殻は、生薬にもなっているほど、様々な効能を発揮する。即ち、解熱・鎮痛、抗炎症、抗アレルギー、止痒、鎮痙、腸内細菌叢の改善、整腸、免疫力増強、血糖値上昇抑制、血中脂質上昇抑制、抗肥満、腎機能改善、抗酸化、抗がん、保湿、抗菌、抗老化などである。
五感

痛快!蝉シャワーは最高の薬である

蝉シャワーの効能は、脳全体の活性化、脳内の血流増加、認知機能や学習能力の向上、鬱や発達障害の改善、集中力や注意力の向上、ポジティブ思考の増強、精神の安定、幸福感の上昇、自律神経機能の向上、ストレスの低減、痛みや炎症の軽減、末梢組織の血行促進、疲労回復、血糖値上昇の抑制、糖尿病の改善、自然免疫の増強、抗感染症、抗がん、寿命・健康寿命の延長 などである。
がん-癌

卵巣がんを防ぐための基本的な心構え

卵巣に生じる、がんの殆ど(95%以上)は、卵巣の上皮の部分に生じる表層上皮性腫瘍である。しかし、そのがん細胞の起源は、どちらかと言うと卵巣以外の組織、即ち子宮頸管、子宮内膜、卵管であることが多く、それらは経血の逆流によって運ばれてきた細胞である。そして、その起源の違いによって多くのタイプに分類されている。
がん-癌

子宮体がんを防ぐための基本的な心構え

過剰の脂肪組織が、閉経前後のエストロゲンを増やすとともに、メタボリックシンドロームの各種症状を悪化させ、子宮内膜の細胞外環境を悪化させ、発がんに至る。従って、子宮体がんを防ぐには、内臓脂肪を減らすことと、発がん性の高い性ホルモン代謝物を作らないことである。
がん-癌

子宮頸がんを防ぐための基本的な心構え

HPVに感染しても、99.85%の人は子宮頸がんに罹らない。そのようなものを子宮頸がんの原因だと言って不適切なワクチンを推奨してはならない。残りの0.15%はHPVの影響を受けるようであるが、それは不適切な食生活が最大の原因である。特に摂取すべきものは、EGCG(エピガロカテキン-3-ガレート;緑茶などから摂取)や、その他の諸々のファイトケミカルである。
がん-癌

肝臓がんを防ぐための基本的な心構え

肝細胞がんを防ぐには、その原因を解消することである。即ち、一つはウイルス性肝炎に罹らないようにすることであり、罹ってしまった場合は出来るだけ早期の完治を目指す。非ウイルス性の場合は、次の原因を解消する。即ち、肥満、栄養不足、糖尿病、脂質異常症、自己免疫疾患、歯周病、細菌感染、過度のアルコール摂取、薬物・毒物などから回避することである。
生命-進化

動物の知能ランキング

それぞれ、生活の舞台や必要とされる能力が様々であるため、「知能」を正確にランキングすることは難しいが、カラスの評価は年々高まっている。カラスの脳の容積は、空を飛ばなければならないため、あまり大きくはないが、ニューロンの密度はニワトリの約 6倍であるとされている。
がん-癌

胃がんを防ぐための基本的な心構え

胃がんのリスクを高める要因は、 ピロリ菌感染(胃がん患者の98%が感染者)、塩分(ピロリ菌の害を増悪)、 アルコール(前と同様)、炎症・過剰なストレス(慢性胃炎→未分化型胃がん)(慢性胃炎→萎縮性胃炎→分化型胃がん)、その他のリスク要因( 病的バリアント、 EBウイルス感染、 加齢、である。胃がんを防ぐには、これらのリスク要因を解消することが大切である。