当ブログ読者の皆さま、こんにちは。
今朝も散歩しながら紅葉を楽しんできました。紅葉もそろそろ終わりの季節ですね。
葉がハラハラと落ちていく姿や、
さて今日の記事、題名が
「◯◯◯だけで様々な症状が改善する健康法」です。
あまりに簡単すぎて、当研究室の清水所長の“物事の真実を深く追求するスタイルの記事”とは相反するのでは…?と少し悩みましたが、今回は本当にシンプルで、誰にでもできる健康法になります。
私も実際に試してみてこれは良いと感じたので、皆さまにもシェアしたいと思います。
寒くなってくると、身体のバランスが崩れて腰痛だったり、お通じが悪くなったり、イベントも続きで、食べすぎて体重増などのお悩みもあるかもしれませんね。
食べ過ぎではなくても、座りっぱなしの仕事で体が固まると、お腹がぽっこり出てきたり、男性だと前立腺炎の症状なども出る方もいるかもしれません。
悩みというものは尽きないものですが、それらを「身体の声」と捉えるとまた違ったものになるから不思議です。
「身体の声」というと、なんだか怪しげな印象もあるかもしれませんが、昔の人の方が身体の機能を体感としてよくわかっていたのかもしれません。
というわけで、今回お伝えしたい健康法は昔よく使われていたあの「言葉」です。
それは、
「肛門の穴を締めよ!!」
です。
(※武道家のお爺さんが喝を入れている風)
これ、ただの乱暴な言葉ではありません。
実は身体の深いメカニズムと関わっています。
肛門のまわりの筋肉は「骨盤底筋」というインナーマッスルとつながっています。
肛門をキュッと締めるだけで
① 骨盤底筋群の収縮が起きる
肛門括約筋(内肛門括約筋・外肛門括約筋)を収縮させると、それに連動して
・恥骨尾骨筋(Pubococcygeus)
・腸骨尾骨筋(Iliococcygeus)
・恥骨直腸筋(Puborectalis)といった骨盤底筋群全体が協働収縮します。
これにより、骨盤底の張力・支持力が増大し、骨盤内臓器が引き上げられます。
② 骨盤内臓器の支持と位置の改善
骨盤底筋群のトーニングによって、
・子宮(Uterus)
・膀胱(Bladder)
・直腸(Rectum)の下垂傾向が改善し、臓器の位置が解剖学的に安定します。
特に恥骨直腸筋の収縮は、直腸角(Anorectal angle)を適度に保ち、便失禁や尿漏れの予防に大きく関わります。
お尻の穴をキュッと締めるだけで、身体の中ではすごいことが起きているのですね。
ただ、普段、この肛門の穴を締めるということをしていないと、最初はキュッと締める感覚も掴みにくいかもしれません。今や20~30代でも尿もれに悩んでいる方も多いくらいです。
少しずつでいいので、意識してみてください。
座りっぱなしの方は椅子から立つときに“キュッ”と締めるだけでも違います。
そして、それだけじゃないんです。なんと精神的にも多大な影響があるのです。
それはどういうことなのか??
なぜ武道家のお爺さんは「肛門の穴を締めよ!」と言ったのか。
それは、恐怖・不安・恐れの状態では、肛門が「ゆるむ」からと知っていたからです。
これは身体の生理反応です。
恐怖を感じると、
→ 扁桃体が反応
→ 交感神経が過剰
→ 身体が“逃走・闘争モード”に
すると、
・ 肛門がゆるむ
・骨盤底が抜ける
・呼吸が浅くなる
という防御状態に入ります。
これは古くから“身体の感覚”として知られていました。「河童が尻子玉を抜く」なんて伝説もありましたね。
恐怖に飲まれない身体をつくる。
肛門を締める → 副交感神経がオン
背骨が立ち、丹田が安定し“中心”が戻る。
ヨガでいう「ムーラバンダ(根の締め)」と同じです。
つまり昔の武道家たちは、身体を通して、
「肛門を締める」
それは単なる筋トレでも精神論でもなく、
身体の構造・自律神経・エネルギーの法則に基づいた “最古の健康法”
と言っても過言ではありません。ちなみに今からでも遅くない四足歩行はとても興味深い記事で
私も試してみましたが、この四足歩行をしていると自然と然るべき身体の機能に戻る気がしてますよ(^^♪
薬に頼る前に、まずは自分の身体の声に耳を傾けてみる。自分の身体をもっと信頼してみる。
すぐではないかもしれませんが、この健康法で調子が変わっていきます。
ぜひ、今日から試してみてくださいね♡
