人体のメカニズム 腰椎の回旋限界角度は非常に小さいことに注意しましょう 腰椎(L1~L5)の合計回転可能角度およそ15度である。これを無理に超えようとすると、椎骨の背側にある椎弓を骨折させ、腰椎分離症を患うことになる。 昔の日本人は腰を痛めないように、太くて頑丈な帯と伸縮性の無い着物によって、腰椎の過回旋を防いでいた。 2024.06.03 2024.07.02 人体のメカニズム疾患-予防医学
栄養-栄養素 健全な若者でも別途補給しなければタウリン不足になる タウリンは体内でも作られるが、充分量は作れない。健全な若者でも、人によって血漿タウリン濃度には2倍以上の開きがあり、しかも加齢によって血漿中タウリン濃度は勢いよく低下していく。別途補給しなければ、身の周りで目にする殆どの不具合や疾患がタウリン不足によっても起こってしまう結果となる。 2024.05.27 2024.07.02 栄養-栄養素疾患-予防医学
人体のメカニズム 生活の偏りが白血球の比率を変えて病気を呼ぶ 休んで寛ぎ過ぎるとリンパ球が過剰になり、頑張り過ぎると好中球などの顆粒球が過剰になり、過労が続くとマクロファージが過剰になる。何事もバランス(比率)が大切なのであり、闘う(目の前の困難を克服しようとする)ことや、適度に疲れることも大切なのである。 2024.05.24 2024.07.02 人体のメカニズム疾患-予防医学
人体のメカニズム 日常生活から振動を無くしてはいけない 35~45Hzあたりの振動は、体内の各種の細胞(間葉系幹細胞、骨芽細胞、骨細胞、脂肪細胞、破骨細胞、筋細胞、ニューロンなど)に直接的に効果を及ぼし、創傷治癒を早めたり、関節軟骨の修復を速めたり、アルツハイマー型認知症を改善させたりなど、多くの効果を示す。 2024.05.22 2024.07.02 人体のメカニズム疾患-予防医学
栄養-栄養素 リスクを回避しながら断食(ファスティング)を行う方法 健康を維持しながら、または健康度を高めながら断食を行うには注意するべき点が幾つかある。ここでは、2~3日間の断食を行う場合に補給しなければならない各種の栄養素や機能性成分の種類と、それらを補給する意味を紹介する。 2024.05.18 2024.07.02 栄養-栄養素疾患-予防医学
天然物質-植物成分 膝の痛みや変形性膝関節症に有効なファイトケミカル 膝の痛み、変形性関節症は、軟骨細胞のオートファジー機能が低下しており、アポトーシスが亢進している。そのため、軟骨細胞のオートファジー機能を高めるファイトケミカルであるクルクミン、ヒドロキシチロソール、レスベラトロールなどが有効である。 2024.05.15 2024.07.02 天然物質-植物成分疾患-予防医学
疾患-予防医学 マイクロプラスチックやナノプラスチックの脅威 食べ物にも、空気中にも、化粧品にも、どこにでも高濃度に存在するようになった微粒子のマイクロプラスチックやナノプラスチックは、複数の経路にて血中に入り、各組織に到達し、様々な健康被害を巻き起こしている。 2024.05.13 2024.07.02 疾患-予防医学
疾患-予防医学 リンの過剰摂取も生活習慣病の大きな原因である リンは人体にとって必須元素であるが、食品売り場にて売られている大抵の飲食物には、必ずと言ってよいほどリン酸塩の食品添加物が加えられている。それを普通に食するだけでリンの過剰摂取となり、骨密度の低下や骨粗しょう症、軟組織における異所石灰化、動脈硬化および心血管疾患、腎機能低下や腎不全などを患うことになる。 2024.05.11 2024.07.02 疾患-予防医学
疾患-予防医学 油物はリノール酸過多によって病気を作る 揚げ物に使われる業務用油には幾つかの種類があるが、平均的には数十パーセントの割合でリノール酸が含まれている。それに対してα-リノレン酸は殆ど含まれていない。揚げ物を多く食べるほど、アレルギー、過剰な炎症、炎症の慢性化、老化の促進、各種の生活習慣病を患いやすくなる。 2024.05.08 2024.07.02 疾患-予防医学
人体のメカニズム その脂がカイロミクロンになって毛細血管の血流を邪魔する 摂取した脂は、最終的にはリポタンパク質の膜に被われたカイロミクロンとなってリンパ管経由で左鎖骨下静脈に注ぎ込まれる。カイロミクロンが全身の毛細血管に到達したとき、その数が多いと赤血球の流れや種々の物質交換に支障を来すようになる。 2024.04.24 2024.07.02 人体のメカニズム疾患-予防医学
脳-能力 ガンマ波を自分で出せないときは外部から与えるのも有効 体外からガンマ波に相当する周波数(特に40Hz)の刺激(光、音、振動など)を与えてやると、ニューロン発火の同期が促され、情報処理能力が高まると共に、アストロサイトの活動が活発になって脳内の掃除が進み、ミクログリアの活動も活発になって異物の処理も進むことになる。 2024.04.17 2024.07.02 脳-能力疾患-予防医学
栄養-栄養素 亜鉛を摂取したつもりでも現場まで届いていない 摂取した亜鉛が吸収されて血中に入ったとしても、それが細胞内に入るためには細胞膜上に存在している亜鉛トランスポーターが働かなければ目的が達せられない。亜鉛トランスポーターの働きはケルセチンやEGCGなどのファイトケミカルによって促進されるため、亜鉛含有量の多い肉を食べても亜鉛の細胞内濃度は高まらない。 2024.04.09 2024.07.02 栄養-栄養素天然物質-植物成分疾患-予防医学
疾患-予防医学 脂は体内で作るものであって食べるものではない 飽和脂肪酸の中でも、霜降り牛肉などの脂肪組織に多く含まれているパルミチン酸やステアリン酸は、子宮内膜症の大きなリスク要因である。子宮内膜症は月経痛などの痛みの大きな原因であり、不妊症の原因の半数以上を占め、やがては卵巣がんや子宮がんへと進行することがある。 2024.04.07 2024.07.02 疾患-予防医学
天然物質-植物成分 米の命を守る外皮は人の命をも守る 米は、胚芽の中にある卵細胞を守るために、外皮(果皮や種皮)に複数種類の機能性成分を配備している。γ-オリザノール、フェルラ酸、GABA、アラビノキシラン、フィチン酸、イノシトール、アブシシン酸、γ-トコトリエノール、トリシン、モミラクトンBなどが、ヒトの病気を防ぎ、命を守ってくれる。 2024.04.05 2024.09.05 天然物質-植物成分がん-癌疾患-予防医学
栄養-栄養素 冷えた玄米ご飯のメリットは絶大である ご飯に含まれるデンプンは、冷えると難消化性デンプン、即ちレジスタントスターチとなって、そのまま大腸まで届くようになり、有用な腸内細菌のエサとなる。冷えた玄米ご飯の場合は、米の果皮や種皮の食物繊維が加わるため、相乗効果が発揮される。 2024.04.03 2024.07.02 栄養-栄養素疾患-予防医学
疾患-予防医学 健康体を作るのは莫大な種類の土壌細菌たちである 良質かつ莫大な種類の細菌が居るのは、生物多様性の高い森林の土壌中である。子どもの頃に森林の土壌細菌を取り込むと、それが腸内細菌として登録され、定着し、その後は食べた植物質を餌として繫栄し、健全な心身を作ってくれる。 2024.03.23 2024.07.02 疾患-予防医学腸内細菌子育て