人体のメカニズムのカテゴリー

人体のメカニズム

その脂がカイロミクロンになって毛細血管の血流を邪魔する

摂取した脂は、最終的にはリポタンパク質の膜に被われたカイロミクロンとなってリンパ管経由で左鎖骨下静脈に注ぎ込まれる。カイロミクロンが全身の毛細血管に到達したとき、その数が多いと赤血球の流れや種々の物質交換に支障を来すようになる。
人体のメカニズム

生命信号を浴びると心身の機能が高まる

筑波研究学園都市は、理想的な研究環境を徹底的に追及して造成された計画都市であったが、特に1977~1988年に自殺者が相次ぎ、それは筑波病と呼ばれるようになった。その原因は、人工環境による生命信号の欠乏であった。
人体のメカニズム

あなたの努力は子孫にしっかりと反映される

遺伝という現象は、DNAに書かれている情報と、その情報を読むのか否か、読むのならばどれぐらい読むのかというスイッチの機能があってこその現象である。スイッチの一つとしてレギュラトリーRNAがあり、それは親の後天的な活動によって発現量が変化する。
人体のメカニズム

アレルギーや自己免疫疾患に対する着眼点

現代において増加したアレルギーや自己免疫疾患の原因を理解するための着目ポイントを示した。また、免疫系全体の仕組みを確認するためにも図を見てもらいたい。
生命-進化

細胞にとって二酸化炭素は極めて大切

ヒトの細胞を培養する場合、培養器の二酸化炭素濃度は5%程度の高濃度に設定される。その濃度は私たちの細胞の原型が出来上がった頃の地球の大気中の二酸化炭素濃度に相当する。その後も二酸化炭素濃度が低下していったため、多細胞になって内部の二酸化炭素を逃がさないようにした。
人体のメカニズム

ミトコンドリアの品質管理はあなたが休んでいるときに進む

ミトコンドリアの品質管理は、体のエネルギー需要が少ない時を見計らって行われる。その時にミトコンドリアは太短くなり、損傷した部分を片側に移動させ、2分裂を行った後に損傷部分を含んだ側のミトコンドリアを分解処分する。残った側のミトコンドリアは損傷部分を含まない健全なミトコンドリアであり、成長して元通りのサイズになる。
人体のメカニズム

完全に絶食した場合の血中における主要成分の濃度変化

完全に絶食した場合、血液中の濃度が大幅に高まっていくのはグルカゴン、遊離脂肪酸、β-ヒドロキシ酪酸、尿素窒素、尿酸などであり、逆に、濃度が低下していくのはビタミンB1、C、B6、葉酸などである。
人体のメカニズム

息を吐いているときに血管が拡張して血流量増加

心身が最もリラックスした状態を作ろうと思うならば、8秒かけてゆっくりと息を吐き、2秒かけて速やかに息を吸うことを、何回か繰り返すことである。そうすれば、全体として副交感神経優位へと傾くことになり、血管拡張、心拍数減少、血圧低下、過剰ストレスが緩和されることになる。