健康-医薬品 メトホルミンは優れた抗がん作用をも示す メトホルミンは、主にLKB1を介してAMPKを活性化し、p53を活性化、mTORを阻害、PI3K/AktやMAPKSを阻害する。その結果、下流の様々なシグナル伝達が活性化または不活性化され、がん細胞の細胞周期停止、アポトーシスやオートファジーの誘導、細胞の遊走・浸潤・血管新生・炎症・細胞増殖が抑制され、がん細胞の腫瘍形成が阻害される。 2024.05.31 2024.07.02 健康-医薬品がん-癌
人体のメカニズム リンパ心臓を持たないヒトは寝るときも動き回る必要あり 人類の祖先が両生類や爬虫類の頃は、「リンパ心臓」が備わっていた可能性あり。しかし今では「リンパ心臓」の代わりを骨格筋が担当するようになった。そのため、体を動かしていればリンパ液が環流するが、止まっていればリンパ液の流れが停滞する。寝ている時も動き回る子どもは正常、かつ健康である。大人も、寝ている時にも積極的に動き回るのが良い。 2024.05.29 2024.07.02 人体のメカニズム運動-健康休息-睡眠
栄養-栄養素 健全な若者でも別途補給しなければタウリン不足になる タウリンは体内でも作られるが、充分量は作れない。健全な若者でも、人によって血漿タウリン濃度には2倍以上の開きがあり、しかも加齢によって血漿中タウリン濃度は勢いよく低下していく。別途補給しなければ、身の周りで目にする殆どの不具合や疾患がタウリン不足によっても起こってしまう結果となる。 2024.05.27 2024.07.02 栄養-栄養素疾患-予防医学
人体のメカニズム 生活の偏りが白血球の比率を変えて病気を呼ぶ 休んで寛ぎ過ぎるとリンパ球が過剰になり、頑張り過ぎると好中球などの顆粒球が過剰になり、過労が続くとマクロファージが過剰になる。何事もバランス(比率)が大切なのであり、闘う(目の前の困難を克服しようとする)ことや、適度に疲れることも大切なのである。 2024.05.24 2024.07.02 人体のメカニズム疾患-予防医学
人体のメカニズム 日常生活から振動を無くしてはいけない 35~45Hzあたりの振動は、体内の各種の細胞(間葉系幹細胞、骨芽細胞、骨細胞、脂肪細胞、破骨細胞、筋細胞、ニューロンなど)に直接的に効果を及ぼし、創傷治癒を早めたり、関節軟骨の修復を速めたり、アルツハイマー型認知症を改善させたりなど、多くの効果を示す。 2024.05.22 2024.07.02 人体のメカニズム疾患-予防医学
生命-進化 なぜ、がん(癌)になるのか 私たちの細胞は、生命の誕生以来、過酷な環境や、その変化を乗り越えるために驚異的な能力を獲得しており、その遺伝子は私たちの細胞に保存されている。がん化する理由は、安泰であった多細胞体の内部が悪環境になり、祖先が獲得してきた能力を開放しなければならないからである。 2024.05.20 2024.07.02 生命-進化がん-癌
栄養-栄養素 リスクを回避しながら断食(ファスティング)を行う方法 健康を維持しながら、または健康度を高めながら断食を行うには注意するべき点が幾つかある。ここでは、2~3日間の断食を行う場合に補給しなければならない各種の栄養素や機能性成分の種類と、それらを補給する意味を紹介する。 2024.05.18 2024.07.02 栄養-栄養素疾患-予防医学
天然物質-植物成分 膝の痛みや変形性膝関節症に有効なファイトケミカル 膝の痛み、変形性関節症は、軟骨細胞のオートファジー機能が低下しており、アポトーシスが亢進している。そのため、軟骨細胞のオートファジー機能を高めるファイトケミカルであるクルクミン、ヒドロキシチロソール、レスベラトロールなどが有効である。 2024.05.15 2024.07.02 天然物質-植物成分疾患-予防医学
疾患-予防医学 マイクロプラスチックやナノプラスチックの脅威 食べ物にも、空気中にも、化粧品にも、どこにでも高濃度に存在するようになった微粒子のマイクロプラスチックやナノプラスチックは、複数の経路にて血中に入り、各組織に到達し、様々な健康被害を巻き起こしている。 2024.05.13 2024.07.02 疾患-予防医学
疾患-予防医学 リンの過剰摂取も生活習慣病の大きな原因である リンは人体にとって必須元素であるが、食品売り場にて売られている大抵の飲食物には、必ずと言ってよいほどリン酸塩の食品添加物が加えられている。それを普通に食するだけでリンの過剰摂取となり、骨密度の低下や骨粗しょう症、軟組織における異所石灰化、動脈硬化および心血管疾患、腎機能低下や腎不全などを患うことになる。 2024.05.11 2024.07.02 疾患-予防医学
疾患-予防医学 油物はリノール酸過多によって病気を作る 揚げ物に使われる業務用油には幾つかの種類があるが、平均的には数十パーセントの割合でリノール酸が含まれている。それに対してα-リノレン酸は殆ど含まれていない。揚げ物を多く食べるほど、アレルギー、過剰な炎症、炎症の慢性化、老化の促進、各種の生活習慣病を患いやすくなる。 2024.05.08 2024.07.02 疾患-予防医学
天然物質-植物成分 クルクミンから生じるテトラヒドロクルクミンの抗がん作用 カレーが黄色である最大の理由はクルクミンが含まれているからである。クルクミンの何割かは小腸にて吸収されて代謝され、残りの多くは大腸の腸内細菌によって代謝され、抗がん作用の強いテトラヒドロクルクミンへと変化する。テトラヒドロクルクミンは非常に多彩な複数の機序によって抗がん作用を示す。 2024.05.06 2024.07.02 天然物質-植物成分がん-癌
人体のメカニズム 必須脂肪酸の摂取比率は理想的になっていますか? 必須脂肪酸が必須になった理由は、Δ12-脂肪酸デサチュラーゼとΔ15-脂肪酸デサチュラーゼを失ったからである。特に後者は、リノール酸をα-リノレン酸へと変換する役割を担っているものであり、これの欠損によって容易にリノール酸過多に陥り、その場合はアレルギーや炎症が抑えられなくなる。 2024.05.03 2024.07.02 人体のメカニズム栄養-栄養素