人体のメカニズムのカテゴリー

人体のメカニズム

ガムではなく硬い木を噛むと認知機能が高まる

ガム咀嚼前後では有意な変化は見られなかったが、硬い木の棒咀嚼前後では、咀嚼後の脳内グルタチオン濃度が統計学的に有意に増加した。結局、軟らかい物を頑張って噛んで咀嚼回数を増やしても、認知機能に対してはあまり大きな効果は無い。一方、硬いものを休み休み5分間噛んだだけでも認知機能が高まるのである。
人体のメカニズム

高齢者の脳内にNK細胞が増えて認知機能を低下させる

免疫細胞は諸刃の剣であり、それはNK細胞も然りである。例えば、記憶を担う海馬の入り口である歯状回に集積したNK細胞が神経芽細胞を阻み、記憶力の低下がもたらされる。結局、数が増えれば良いというものではなく、一部の組織に集積することもあり、血液中の存在量を調べてもあまり意味はない。
人体のメカニズム

ワクチン注射後は免疫細胞が腕に集合する

ワクチンなどの異物が腕の皮下や筋肉に注入されると、それを処理するために多くの白血球(リンパ球や顆粒球)が注射部位や近隣のリンパ節に集まってくる。その結果、白血球は本来の仕事に対する力が割かれ、全身的な防御力(免疫力)が一時的に低下する。
生命-進化

アミラーゼ遺伝子と体質の関係

ヒトのアミラーゼをコードする遺伝子のうち、唾液腺のアミラーゼをコードする遺伝子がAMY1 である。日本人の場合、AMY1 のコピー数は2~16個あたりまで広く分布しているが、4個の人や7個の人が比較的多い傾向が見られる。AMY1のコピー数が多い子どもは、早寝早起きであり、朝食をしっかりと食べる傾向が見られる。
生命-進化

ヒトは満月の数日前を待ち望んでいた

満月の数日前は、日没後の太陽光の減少を、月の光が上手く補ってくれる時期となる。昼行性の草食動物がねぐらに帰る前、薄明りで外敵を発見する能力が最も低下するこの時期と時間帯が、狩りのチャンスとなる。その影響を受け、ヒトは、満月になる数日前の入眠時刻が遅くなり、睡眠時間も最も短くなる。
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降圧剤の普及が入浴関連死を増やした

入浴に伴って血圧が変動するのは当たり前である。浴槽から立ち上がろうとする時に必要な血圧が得られないのは、薬で強引に抑えているからである。入浴関連死(家庭内溺死)の件数は、ある時期から急に増え始めた。その時期は、血圧を下げるための降圧剤を服用する人口が増え始めた時期と一致している。
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入浴関連死の最多原因はヒートショックなどではない

脱衣所や洗い場が寒くても、そこでの事故発生は少ない。死に至っているのは、殆どが自宅の浴槽内である。自宅の浴槽内で死に至った例の約7割が、顔面水没(溺死)であり、その他は、熱い湯による熱失神である。浴槽内でなぜ起き上がれないのかと言えば、意識が消失するからであり、その最大原因は起立性低血圧、転倒時の強打、熱失神のためである。
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体内の遠赤外線ヒーターを増やす方法

ミトコンドリアは体内の遠赤外線ヒーターである。その遠赤外線ヒーターを増やすには、ほぼ全身的に分布している白色脂肪細胞をベージュ脂肪細胞へと変化させることである。そのためには、寒冷刺激や運動の他に、クルクミンとL-テアニンの摂取がお勧めである。
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解熱剤は戦闘/修復作業のスイッチをOFFにする

TRPチャネル (Transient receptor potential channel)は、温度受容体としての機能の他、種々の化学的・物理的刺激を感受するセンサーとして、体内の各種の細胞に備わっており、スイッチの役割を果たしている。風邪の時も、その他の感染性の疾患の時も、怪我などによる損傷の時も、温度の高まりによって問題解決能力を高める仕組みになっている。  るようになっている。
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遠赤外線の直接的な創傷治癒促進メカニズム

遠赤外線(FIR) は、Notch1 シグナル伝達経路を刺激することによって、ケラチノサイトの移動と増殖を促し、創傷治療を促進する。なお、ケラチノサイトとは、皮膚の表皮層を構成する細胞である。太古より、動物と戦って怪我をしたとき、その治癒を早めてくれたのは火であった。遠赤外線の他、近赤外線や赤色光も有効である。
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痛いところに手を当てる理由

痛いところに手を当てる理由は、1. その行為が本能として備わっているため。2. 触覚や圧覚を優先させることによって、痛覚が抑制されるため。3. 壊れたかも知れない組織を物理的に保護するため。4. 出血の可能性もあるため、圧迫によって止血するため。5. 圧迫によって急性炎症を緩和するため。6. スキンシップによって痛みを緩和するため。7. 患部に遠赤外線を送るため、である。
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万物の作用曲線 ~何にでも「適度」というものがある~

何にでも「適度」というものがある。過ぎたるは猶及ばざるが如し。「良薬」も過ぎれば「毒」となる。「親切」も過ぎれば「おせっかい」になる。「善悪」ではなく「適度」を見極める。「善」なのか「悪」なのかを決めようとするのではなく、そのものが最も有効に作用する量や強さ、最も有効に働ける場所や場面を探し求めることが重要。
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超能力者からの空間を伝わるパワーの実体は何なのか

超能力者から空間を伝わって放射されるものは、波長が1~1.5mに相当する「うなり」である。これは、2種類の波が干渉しあって生じる現象であり、その周波数の差は200MHz~300MHzに相当する。中間を取って250MHzとすると、例えば700MHzの波と950MHzの波がヒーラーから発信されていることになる。
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余ったエネルギーを熱に変換して肥満を解消する

脂肪細胞は大まかに3種類に分けることができ、そのうちの白色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞は相互変換する。ベージュ脂肪細胞は主に熱産生の機能を受け持つため、これが増えると太りにくい体へと変化する。ベージュ脂肪細胞を増やすためには、涼しくなってきても薄着を続けることである。
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歯の健康維持は象牙細管の存在を意識することから始まる

エナメル質は、象牙細管を通じて運ばれてくる組織液によって栄養され、虫歯菌をも寄せ付けない仕組みになっている。組織液の組成が不健全であれば、象牙質も不健全、エナメル質も不健全になる。虫歯の一因はこれである。セメント質もまた、象牙細管を通じて滲出してくる組織液によって健全性が保たれている。
人体のメカニズム

〝免疫力〟って何? 高めればよい?

〝免疫力を高める〟とは、NK細胞の数と能力を増強することである。NK細胞が増える最大の条件は、アグレッシブな生活を送ることである。即ち、楽しみながら、積極的に、精力的に、意欲的に、果敢に、攻めながら生きることである。その他には、よく笑う、理想的な食事をする、適度に日光を浴びる、フィトンチッドを吸い込む、自然界の音を浴びる、規則正しい生活をする、老化を避けることなどである。
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