疾患-予防医学のカテゴリー

人体のメカニズム

生命信号を浴びると心身の機能が高まる

筑波研究学園都市は、理想的な研究環境を徹底的に追及して造成された計画都市であったが、特に1977~1988年に自殺者が相次ぎ、それは筑波病と呼ばれるようになった。その原因は、人工環境による生命信号の欠乏であった。
心理-精神

現代の住環境が高ストレスを生み病人を作る

現代の市街地の景観を眺めるだけで前頭前野の血液還流量が必要以上に増加し、これは精神的ストレスが高まったことを意味している。個人的に出来る対策は、植物を身の周りにいっぱい置き、森林の環境を再現することである。
人体のメカニズム

アレルギーや自己免疫疾患に対する着眼点

現代において増加したアレルギーや自己免疫疾患の原因を理解するための着目ポイントを示した。また、免疫系全体の仕組みを確認するためにも図を見てもらいたい。
疾患-予防医学

花粉症を抑えるのも酪酸産生菌

花粉症を必要以上に激化させているのはヘルパーT細胞のうちのTh2の増加とTh1の減少である。その原因となっているのが、酪酸などの短鎖脂肪酸を産生する腸内細菌の減少である。アレルギー疾患を防ぐためには特に酪酸産生菌を増やすことが重要になる。
天然物質-植物成分

海外で注目を浴びる緑茶の圧倒的な抗ウイルス作用

緑茶に多く含まれるEGCG(エピガロカテキンガレート)は、緑茶を飲んだ時に気道粘膜にも高濃度に配備され、インフルエンザウイルス、新型コロナウイルスなどの感染を強く阻止すると共に、ヒトパピローマウイルス、C型肝炎ウイルスなどの他のウイルスに対しても、その増殖を強く抑制する。
熱-光-電場-磁場

ビタミンDを皮膚で作らせるには波長の短いUVが必須である

皮膚でビタミンDを生合成させるために必要な紫外線の波長は270~290nmであり、これはUV-BからUV-Cに属する短い波長の紫外線であるため大気の層で吸収されやすく、太陽高度が低くなる冬場や正午から離れた時間帯ではビタミンDの生合成は出来なくなる。
疾患-予防医学

片頭痛の根本的解決法はこれである<後編>

片頭痛が起こらない体に変えるためには、もちろん対症療法では解決に至らない。問題は、一般的な刺激に対して過敏かつ過剰に反応する脳・神経系を改善する必要があるが、その過敏かつ過剰な反応は腸内細菌叢の貧弱化が原因であるため、それを改善することが必須である。
疾患-予防医学

片頭痛の発症メカニズムと対策<前編>

片頭痛が起こる原因、脳内で次々と連鎖的に起こっていく各種現象の経過、そして、根本的原因の解消方法について述べる。
生命-進化

背骨は水中を泳ぐことを前提として設計された

私たちの背骨は、水中において体を横方向にくねらせて泳ぐことを前提として設計されたものである。そのため、上下方向(前後方向)の屈伸、体を捻る運動、直立二足歩行による垂直方向の荷重は、想定外の出来事である。
脳-能力

認知機能低下は脳の糖尿病…、では対策は?

アルツハイマー型認知症においてニューロンが次々と死滅していく理由の一つは、ニューロンにインスリン抵抗性が生じていることと、ニューロン自体のインスリン合成能が低下していることであり、その結果としてエネルギー不足になってしまうからである。
五感

老眼を改善する方法

毛様体筋の筋トレを行う、タンパク質の摂取量を減らさない、紫外線がなるべく目に入らないようにする、レスベラトロール、ルテイン、アスタキサンチン、ビタミンC、ビタミンE、ケルセチン、カテキンなどを摂取する。
五感

軽度の近視は老眼鏡で治る

軽度の近視は、度数の小さな(0.5~1.0)老眼鏡を1週間もかけ続ければ治る。その理由は、脳・神経系が、ピント合わせの設定を自ら修正していくからである。
運動-健康

四十肩、五十肩の根本的解決法

片腕で何かにぶら下がったときの、肩と腕が成す角度はセロポジションと呼ばれ、最強であるとともに、肩のトラブルを解消することもできるポジションである。